ブックキュレーターhonto編集員
なぜ日本企業はグローバル市場で勝てないのか?その原因を知るための本
世界経済のなかで、日本企業の存在感がどんどん薄くなっています。確かな技術力、勤勉な労働者、安定した高度なインフラと、強みはそろっているはずなのになぜでしょう?そのうち風向きが変わるだろうなどという淡い期待は捨て、そろそろみなで真剣に考えるべきです。その手がかりを探るための第一歩となる本を紹介します。
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技術力は高いはずの日本企業が世界市場でシェアを落とし続けている理由を、データも含めて論理的に説明した一冊です。今までと同じように頑張っても復活はない、と本書を読めば納得できます。「良い・悪い」「どうすべき」といった議論はさておき、まずは多くの日本人がこの実情を認識しておくべきでしょう。
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日本IBM、日本HP、セールスフォース・ドットコムと、グローバル企業で活躍してきた著者が、具体的な経験に基づいてグローバル経営の神髄を明かした本です。「海外進出」は「グローバル化」ではないということが、身に染みて感じられます。グローバル企業との戦いが避けられない、現代のビジネスパーソンにとっての必読書です。
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インターネットの便利さにはまり込んでいるうちに、アメリカの一部企業にあらゆるものを握られるのでは・・・という漠然とした懸念が、本書を読むと現実のものとして突きつけられます。その恐ろしい実態は想像以上。日本でも真剣に取り組み、国単位での戦略を定めなくては、と実感させられる本です。
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日本人としてもっていた技術力やものづくりに対する誇りが、「幻想」とばっさり切り捨てられる衝撃の一冊です。そして、「品質・機能」というものが競争力とは無関係になったことがわかります。近年の日本企業の凋落はここに原因があったのか、と納得できると同時に、このままではまずい!と真剣に考えさせられる一冊です。
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かつて隆盛をきわめた日本の電子産業がここまで落ち込んでいるという事実に、まず衝撃を受けるでしょう。論理的に、的確にまとめられた本書でその背景を読むうちに、これは次に自動車産業でも起こるのでは?という恐れにすらかられます。なんとかしなくては、という思いが募ること必至の一冊です。
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