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人生や人間について深く考えさせられる!悪魔が登場する物語
悪魔が登場する物語というと、怖がらせることをメインにしているものを思い浮かべる方が多いでしょう。そういった作品がある一方で、極端にフィクショナルな存在としての「悪魔」を登場させることによって、登場人物が人生の意味や人としてのあり方を問うようになる物語も多いものです。そんな生きる意味について、深く考えさせられる物語を紹介します。
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主人公は突然の余命宣告を受けた日本に住む30歳の郵便配達員です。彼の前に悪魔が現れ、『世界から何かを消す。その代わりにあなたは一日だけ命を得る』と提案されます。悪魔によって世界が変わっていくなかで、自分の人生の忘れ物に気づき行動する彼の姿を通して、人間にとって大切なものとは何かを考えさせられる小説です。
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本書はロシアの文豪トルストイによる民話集で、悪魔が登場するのは「イワンのばかとそのふたりの兄弟」「小さい悪魔がパンきれのつぐないをした話」「人にはどれほどの土地がいるか」の3編です。人生や人間に関する本質的なことへの示唆に富む内容で、読み進むうちに、いろいろなことを自然と考えさせられる構成になっています。
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影をなくした男
シャミッソー(作) , 池内 紀(訳)
フランス出身の著者によるファンタジーです。謎の男の誘いに乗った主人公は、自分の影を金貨の出る袋と交換してしまいます。しかし、それは大いなる苦難の始まりだったのです。影が意味するものについてさまざまな解釈が可能なお話で、人生や人のありようについて考えをめぐらせるきっかけとなるような一冊です。
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デビルマン 新装版 1
永井豪とダイナミックプロ(著) , 永井豪とダイナミックプロ(著)
不朽の名作として知られる漫画家・永井豪の代表作です。世界侵略を企む悪魔族の一員である主人公は、とあることから、人間を守るために悪魔族と戦おうと決意するのですが・・・。激化する戦いのなかで、人間のある一面があらわになる展開には時代を越えたインパクトがあり、人のあり方について考えさせられること必至です。
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