ブックキュレーターhonto編集員
「無職」になったとき・・・読めば気分が楽になり、元気が出てくる本
長い人生の途中には想定外のことも起こります。望むと望まざるに関わらず、「無職」になることだってあるでしょう。そんなときにも本はあなたの味方です。無職の先輩たちからの状況報告や現実的なアドバイスは、きっと役に立つはず。読むことで「自分だけじゃないんだ」と気分が楽になり元気が出るような本を、コミックをメインに集めました。
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トーキョー無職日記
トリバタケ ハルノブ(著)
大学を中退し、親に借金して上京したものの、ゲームとネットで現実逃避する日々を過ごす、作者の実体験を描いたコミックです。不安と絶望、後悔と焦燥が入り混じる無職の日々の描写には、胸が苦しくなるほど共感する人もいるでしょう。ただし後半はうまくことが運び過ぎる感じなので、それを見習うもよし、「あり得ない!」と発憤するもよいでしょう。
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突然会社をクビになった33歳の独身サラリーマン。再就職どころかバイトの面接さえもうまくいかず、自信喪失していく過程は多くの人が身につまされるはずです。ただし、主人公のつぶやきには他人や職種に対しての傲慢さも散見されるので、本気で無職から脱出したいと頑張る人にとっては反面教師になる部分があるかもしれません。
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うつ病が治っても働かなくなった「人生の夏休み中」の夫のことを、一家を支えるために働く妻の立場から描いたコミックエッセイです。笑える表現にしてあっても実際はいらだちや愚痴なので、「働かない」無職の人にとっては耳が痛いかもしれません。それでも「無職」が家族からどう見られているのか、それを知ることが転機につながる可能性もあるはずです。
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著者の9ヵ月間の無職体験を軽妙な文章で綴ったコラム集です。「無職と生活」「無職と社交」「無職と就活」といったカテゴリ分けがしてあって、どこから読んでも楽しめます。「「無職」は人生の必修科目!」という副題がついているくらい無職をポジティブにとらえているので、無職の状況に落ち込んでいる方には特にオススメの一冊です。
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