ブックキュレーターhonto編集員
私の会社はブラックか・・・?不安になったら読みたい、働き方を考える本
労働者の敵といえば、激務を強いるブラック企業。法律や企業の構造、労働者の働き方などの多様な要因がからまった結果現れたモンスターは、意気揚々と入社してきた若者を食いつぶしていきます。もし今の会社がブラックか不安に思ったら読んでほしい、嘆く若者のため息を止め、現実の在り方を諭し、今後の身の振り方を今一度考えさせてくれる本を紹介します。
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リストラウォーズ 女ひとり、会社に宣戦布告する! 労災認定、未払い賃金、パワハラ・セクハラ、サビ残−
エム(著)
過労により倒れ生死の境を彷徨った末、会社から理不尽にリストラされた著者・エムさんの怒りに燃える体験記です。サービス残業やパワハラといった労働問題の数々に、多少なりとも身に覚えのある人は多いはず。弁護士の解説つきで読みやすい文章の裏にある壮絶さが、我が身を案じる若者に知識と勇気を与えてくれる一冊です。
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日本の雇用と労働法
濱口 桂一郎(著)
理論的な労働法制と現実の労働社会の結びつきが簡潔にまとめられた本です。会社には労災や安全への配慮義務、福利厚生、労働組合など司法に支えられた体制がきちんと存在しています。たとえば仕事に追われ思わぬケガをしたとき、残業代が出ないとき、自分を助けてくれる実用的な知恵を明確な根拠とともに与えてくれる一冊です。
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実際の労働環境や労働条件など、会社に入ってみてわかることは多いです。しかし、度を越えた労働時間やパワハラといった問題がどのように生まれたか、わからないままでいる人も多いでしょう。その成り立ちを解き明かし、現在の働き方の異常さを白日の下にさらすことで、読み手にそれを変えるヒントを授けてくれる一冊です。
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過労で若くして亡くなる「死ぬまで働け」を体現してしまった人々。彼らはどんな企業で働き、なぜ命を落としたのか。年1000件以上の相談を受けたNPO法人事務局長が、体が悲鳴をあげても働いてしまう若者の心理と言動を企業が抱える事情とともに冷静に綴っています。自分の働き方を見つめ直す機会を与えてくれる一冊です。
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