ブックキュレーターhonto編集員
極上のエンタメ小説としても読める!「食の安全」をテーマにした社会派小説
近年、日本でも食品偽装が明るみに出て社会的にもクローズアップされるようになり、「食」についての不安感が広がるようになりました。そんな食の安全を題材にして、それについて問題提起をした社会派小説を紹介します。物語としても見どころ満載で、ページをめくる手が止まらなくなる極上のエンターテイメント小説として読むことができるものばかりです。
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ブラックボックス
篠田節子(著)
過酷な労働状態に置かれたサラダ工場で働く外国人労働者が、続々と謎の体調不良に見舞われます。また同じ土地にあるハイテク農場は成功しているのですが、どこか怪しさを漂わせいて・・・。食と環境が連鎖崩壊していくさまを、膨大な取材をもとにリアリティあふれる筆致で描き出したサスペンス小説です。
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連鎖 新装版
真保 裕一(著)
厚生省の元食品衛生監視員・羽川を主人公にしたミステリー小説です。友人のジャーナリストが取材していた、チェルノブイリ原発事故によって輸入差し止めになった食品が日本で横流しされている疑惑について、真相究明に乗り出します。食品問題についてたくさんの要素をからめながら、二転三転するストーリーが秀逸な一冊です。
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