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想像以上におもしろい!? 難解さとは無縁の哲学入門本
「哲学」なんて難しそうだし、直接的に何かに役に立つわけではなさそうだし、自分とは無関係のもの・・・と思っている方は多いでしょう。だけど苦手意識をもたずに触れてみると、意外とおもしろいものです。そこでここでは、哲学入門に最適な本を紹介します。どの本も読者に歩み寄って書かれているので、怖がらずに読んでみてください。
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京都在住の女子高校生アリサのもとに現代人の姿をしたニーチェが現れる、哲学エンターテイメント小説です。キルケゴールやショーペンハウアーなどの哲学者たちもニーチェの友人として登場し、それぞれの思想を身近な事象にたとえてわかりやすく説明してくれます。哲学者のキャラクター設定が楽しいので、すらすらと読み進められるはずです。
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ハーバード大学のマイケル・サンデル教授による人気講義「Justice」をもとにした本です。さまざまな問題を哲学的な観点から語っていますが読みやすいので、「道徳」や「倫理」についていつの間にか考えさせられていることでしょう。「白熱教室」と称されるほどの情熱が、紙面からでも十分に伝わってくる一冊です。
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プチ哲学
佐藤 雅彦(文と絵)
「だんご3兄弟」を生み出すなどメディアクリエイターとして活躍中の著者が、「ちょっとだけ深く考える」というプチ哲学を、ゆるくかわいいイラストを添えて解説してくれます。本書を参考にいろんな視点をもって物事を眺めると、少しだけ前向きになれそうです。シンプルだけど奥が深いので、読んだ後は「考えること」が楽しくなるかもしれません。
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19世紀を代表する哲学者ニーチェのさまざまな著書のなかから抜粋した文章に、解説を加えたニーチェ入門書です。一つひとつのテーマが短いので、名言集として手元に置いておくのもよいでしょう。その日の気分で好きなページを読み返してみてください。いつの間にかニーチェの哲学が、身近に感じられるようになっているかもしれません。
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「哲学」の解説WEBサイトを開設した著者が、哲学の起源であるプラトンから現代までの哲学の名著50冊を年代順にざっくりと紹介しているガイドブックです。冒頭には哲学の歴史がチャートとして掲載されているので、思想の流れを歴史的な背景とともに学ぶことができます。
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