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ミステリアスな魅力あふれる芸術都市フィレンツェを舞台にした本
14~16世紀にかけて実在したフィレンツェ共和国の首都であり、多くの芸術家たちを集めた芸術都市フィレンツェ。その美しさは今も多くの人の心を魅了してやみません。そいて壮麗な歴史建築物と迷路のような街路が織りなす風景は、物語の最高の舞台装置になります。ミステリアスな魅力を秘めた古都フィレンツェを堪能できる本を紹介します。
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『ダ・ヴィンチ・コード』でおなじみの「ラングドン教授シリーズ」4作目となる本書は、記憶を失いフィレンツェで目覚めたラングドンが、いきなり命を狙われるという緊迫の幕開け。ボーボリ庭園、ヴェッキオ宮殿、ドゥオモと名所をめぐりながら、謎を解いていく過程を一気に読ませます。大ヒット作家が描き出す芸術の都に、魅了されてしまうでしょう。
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頭脳明晰の天才ながらも猟奇的な殺人者でもあるハンニバル・レクター博士を主人公にした、人気シリーズの一冊です。行方不明になっていたレクター博士がフィレンツェに隠棲していることが発覚し、彼に恨みをもつ大富豪ヴァージャーは懸賞金を出して行方を追わせます。古都を舞台に、追う者と追われる者の息詰まるドラマが展開します。
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システィーナ・スカル
柄刀 一(著)
ボッティチェッリ、ミケランジェロ、ボッカチオなど、フィレンツェは世界的な芸術家を数多く輩出してきました。本書はそんな芸術家たちが絵画に残した謎を解く、絵画修復士の御倉瞬介を探偵役に据えた連作短編集です。フィレンツェに住む主人公が、名画の謎とシンクロした事件に挑む姿が描かれています。
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フィレンツェは複雑な歴史をもつ街で、その歴史を記した研究書には小説に勝るとも劣らない魅力的な物語が残されています。歴史小説家・塩野七生が「目的のためなら手段を選ばない策謀家」マキアヴェッリの、まったく違う一面を描き出した本書もその一つといえるでしょう。斬新な考察と豊かな表現が大きな感動を呼び起こす傑作です。
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すっごくイタリア
ひらい たかこ(著) , 磯田 和一(著)
サスペンスとミステリーに満ちた都市フィレンツェ。そんな側面からちょっと離れて、別の魅力を知りたくなった方にはオススメなのが本書です。独特なタッチの挿絵画家ひらいたかこ&磯野和一による楽しいイタリア旅行記で、そのイラストとユーモラスなコメントにクスッと笑って癒されます。
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