ブックキュレーターhonto編集員
東京の下町をぶらりと散策したくなる、下町の魅力が詰まった物語
今や、世界的に見ても流行の先端を行く都市の一つである東京。渋谷や新宿など、世界中からたくさんの人が集まる街もあれば、古きよき昔の東京の面影を残すエリアも存在しています。下町にはどこか懐かしく、心和ませる町並みや生活があります。そんな東京の下町風情を味わうことができ、読後にはぶらりと散策に出たくなる物語を集めました。
- 9
- お気に入り
- 1654
- 閲覧数
-
喋々喃々
小川 糸(著)
「喋々喃々」とは、男女が小声で楽しげに語り合うさまを指した言葉です。本書はタイトル通り、主人公と恋する男性との様子が、やさしく穏やかな文章で魅力的に描き出されています。主人公の住む谷中の町並みが細かいところまでリアルに描かれていて、着物やおいしい料理も多数登場する、下町風情たっぷりの一冊です。
-
舞台は昭和40年代の東京下町にある「アカシア商店街」。7つの不思議な出来事とそれをめぐる人間模様が描かれた本書では、昭和時代へのノスタルジーを堪能できます。舞台となっているアーケード商店街の昔ながらの商店の様子や、人々の活気、人情を感じられる物語。「こんな商店街に行きたい」と思わずにはいられまん。
-
茗荷谷の猫
木内 昇(著)
東京都内の9つの地と、江戸時代から昭和までの異なる時間軸をクロスさせながら描かれた短編集。東京の市井の様子や人々の暮らしぶりが丁寧に描写されていて、時代とともに移り変わる町の様子を知ることができる小説です。表題作の茗荷谷をはじめ、千駄ヶ谷や浅草など、散策にぴったりの下町が登場します。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です