ブックキュレーターhonto編集員
めくるめく夢幻の世界へ、ようこそ。はじめての幻想文学
「幻想文学」とは現実には起こりえない、架空の出来事を扱った文学のことです。ファンタジー、ホラー、伝奇小説、SFなど多くのジャンルが含まれますが、ここでは特に幻想文学の醍醐味である「(悪)夢の中に迷い込んだような感覚」が味わえるベーシックな作品を集めました。めくるめく夢幻の世界へ、最初の一歩踏み出してみてはいかがでしょう。
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ラヴクラフトは、SFやホラーが好きな方なら絶対に読んでおきたい作家の1人です。彼が生み出した「クトゥルフ(クトゥルー)神話」と呼ばれる独自の体系は世界中を魅了し、今なお引き継がれ拡大し続けています。細部はリアルでありながら正体がはっきりしない、まさに悪夢を見ているような感覚が味わえる作品集です。
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死者の書
ジョナサン・キャロル(著) , 浅羽 莢子(訳)
日常崩壊をテーマにした作品を得意とするジョナサン・キャロルの処女作です。大好きな作家の伝記を書くため小さな町に逗留した青年は、気さくな住人と交流しながら順調に筆を進めます。ところがトラックに男の子がひかれる瞬間を目撃してから、この町がおかしいことに気がつきます。幻想、ホラー、ミステリーの要素がからみ合った傑作です。
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エレンディラ
G.ガルシア=マルケス(著) , 鼓 直(訳) , 木村 栄一(訳)
「マジックリアリズム」と呼ばれる幻想文学の中核をなす作家ガルシア=マルケス。本書はノーベル賞作家であるマルケスが、「大人のための残酷童話」として書いたものです。翼の生えた老人をめぐる村人たちの騒動を描いた「大きな翼のある、ひどく年取った男」など、ラテンアメリカの濃密な空気と幻想的な語り口が合わさった極上の短編集です。
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