ブックキュレーター個別指導塾ココロ・ミル塾長 山田佳央
「小学生を持つ親必見!」お子様が他人の気持ちを理解できるようになる本
いじめや不登校が増えている背景には、「他人の気持ちが理解できない」という問題が根本にあるように思えます。そこで読書を通して、お子様が本の中の登場人物との接点を経て、人の気持ちが理解できるようになれば精神的な成長はもちろん、読書がお子様の遊びの1つになれば国語力もアップして親御様もハッピーになる。そんな本をご紹介します。
- 34
- お気に入り
- 11126
- 閲覧数
-
「再婚」「夫、妻にそれぞれ子供がいる」「家族の死」という現実では出会わない複雑な家庭状況下にある小学4年生のフミ。小学6年生のマキの心情を描いた小説です。なかなか重いテーマですが、ネガティブな表現なども少なく、小学生にとっても読みやすい本だと思います。H24年の獨協中学の入学試験で出題されました。
-
小学生にとって一番みじかでショックな出来事。それは「友達の転校」ではないでしょうか?私もこの経験が小学4年生の時にありますが、私の友人は顔も合わせず、ゲームをしながら「来月から島根に行く」とぼそっとつぶやいたシーンをこの本を読み、詳細に思い出すことができました。H26年の暁星中学で出題されました。
-
ぼくらのバス
大島 真寿美(著)
「仲間を集めて冒険しよう!」と勢いよく飛び出したものの、友人の体調が悪くなったことをきっかけに、みんな心細くなってしまう。といった小学5年生の主人公の冒険心はあるものの、成熟していないので目の前の欲求がどうしても勝ってしまう心情を描いた小説です。H26年聖学院中学で出題されました。
ブックキュレーター
個別指導塾ココロ・ミル塾長 山田佳央早稲田大学政治経済学部卒業。日本たばこ産業(JT)を経て、中学受験専門の個別指導塾ココロ・ミル(http://kobetsushido-shibuya.com/)を渋谷に開校。中学受験の大手塾であるSAPIX、四谷大塚、日能研等で成績が数年伸びないお子様の成績を改善し早慶附属中などの有名私立中学に合格者を多数輩出している。そのことが口コミで広がり募集から数週間でキャンセル待ちとなる。自身国語が苦手だった経験を活かし、子供の目線に立った教材選定や思考法にまで落とし込んだ既存の枠組みを超えた指導で国語の偏差値を20以上伸ばしたケースも数多く、関西や山陰などの遠方からもお客様を抱える。講師としても2,500名以上を指導する現場主義者。著書『小学国語900のことば』(双葉社)。
ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です