ブックキュレーターライター・書評家 アサトーミナミ
「こじらせ女子」が恋愛で悩んだ時に読むべき本
「こじらせ女子」として、世の中を生きるのはとてつもなく大変だ。自分の女子力には自信が持てないし、どうしても卑屈になって何事もうまくいかない。特に恋愛では大苦戦。自分だって楽しい恋愛がしたいのに、毎日が艱難辛苦。そういう人にこそ、自分の悩みと向き合うために、手にとってほしい本がある。
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やはり恋愛の悩みは、女子会で癒すのが得策かもしれない。この本は、ダメ男たちを女性3人が毒舌たっぷりに切り捨てていく女子会の模様を描いた作品。「こんな男いる!」と思わず叫んでしまうリアルなエピソードが満載。男性に言いたいことをズバズバと言ってのける登場人物たちの姿に女子ならば爽快感を感じるに違いない。
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清少納言はまるで、現代の女子のように日々悩みを抱えている。「以前に関係のあった女のことをしゃべり出す自分の恋人」「でしゃばって人の話の腰を折る人」「空気の読めない人」・・・現代にも通じる人間関係の悩みには思わず共感。「昔から『女子』の悩みは変わらない」という事実に何だか救われたような気持ちになる。
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婚活や恋愛がうまくいかないすべての女性に読んでほしい大人の青春小説。周りが結婚し、どんどん置いてかれていく焦り、不安、嫉妬・・・。このまではまずいけれども、女子会で癒す恋の傷・・・。恋愛や結婚に悩む女子ならば、この物語に共感するに違いない。
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女子会でいつでも話題になる「結婚」の二文字。しかし、本格的な婚活をせずに、ただ「いつか結婚はしたい」とだけ言い続ける女子の姿は少なくない。アラサー独身女性のかかえる複雑な「結婚したい」という声の正体に迫ったこの作品を読めば、自分が何がしたいのか、どうすべきなのか、教えてくれる気がする。
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恋することに消極的になっている女性に勇気を与える名言集。「愛は最高の奉仕だ。微塵も自分の満足を思ってはいけない。」「運命の人は必ず現れる。彼は今ごろアフリカあたりにいて、しかも、徒歩でこっちに向かっているに違いないわ。」ひとつひとつの言葉のなかに、女を磨くためのヒントがきっと見つかるはずだ。
ブックキュレーター
ライター・書評家 アサトーミナミ平成元年、新宿生まれ、慶應大学大学院修了のフリーライター、書評家。純文学やビジネス本からエンターテイメント小説、漫画、ライトノベルまで、幅広く本を愛し、紙・電子問わず、いつでもどこでも1日1冊は本を読み続ける「本の虫」。大学では近代文学を専攻し、大学院では「本屋のリデザイン」を研究。これからの時代の本との出会いを演出しようと、日々、試行錯誤中。「ダ・ヴィンチニュース」などに寄稿( https://ddnavi.com/author/asatominami/)。
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