ブックキュレーターhonto広報担当 土佐勝彦
「立山・黒部」に行く前に読むと現地で感動に浸れる本
「立山・黒部」と言っても広大で、北アルプス最奥部の黒部川源流から3,000m級の立山連峰、黒部ダム、日本の秘境といわれる黒部峡谷を走るトロッコ電車など見どころが満載な地域です。行き方などはガイドブックでわかりますが、工事の過酷さや黒部の伝説の背景を知ると、現地の雄大な自然を前に人間のちっぽけさや勇気をより感じられます。
- 15
- お気に入り
- 16558
- 閲覧数
-
黒部の太陽 新装版
木本 正次(著)
黒部の山奥に巨大ダムを造る一大プロジェクト!莫大な費用と人員を投入し、殉職者も多数発生した「黒四ダム」工事に挑んだ人々の苦労と情熱を描いています。黙々と自分の役目を果たすべく働く作業員の姿には頭が下がります。現地で実物を見るとよく作ったな、と感じトンネル貫通時に全員でバンザイしたことも理解できます。
-
観光シーズンは大人気の黒部峡谷を走るトロッコ電車。黒部の四季の移り変わりを背景に、道なき険しい北アルプスの峡谷に鉄道を敷設した理由や厳しい冬を乗り切るための工夫など裏話もまじえわかりやすく説明している絵本です。小さい子供に読ませると、「連れてって」とせがまれますのでご注意ください。
-
大正~戦後にかけて、北アルプスの山奥には山賊がいた!噂だけが独り歩きしている中、人跡未踏の地で山賊と呼ばれた彼らはどのような人たちでどのように暮らしていたのか?山での不思議な現象や遭難事件にも触れ当時の世相がわかります。山で「オーイ」と呼ばれたらアナタはどう答えますか?答え方によっては・・・。
ブックキュレーター
honto広報担当 土佐勝彦hontoの広報として、ニュースリリースや取材・イベント対応に従事。家に本がある環境に育ち、小学生の時に読み始めた日本文学全集のおもしろさにはまり乱読を開始する。その後通学・通勤時間を利用して歴史小説やミステリーに凝る傍ら、コミック誌にもくまなく手を伸ばす生活に。現在は暇さえあればコミックを電子書籍で、小説を文庫本でというスタイルで乱読を継続中。登山の友として本を持参するものの疲れて読まずじまいに多々陥る。好きな作家は司馬遼太郎と安部公房。
ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です