ブックキュレーターhonto編集員
くすりと笑えて、ちょっとほっこり。英国産の楽しいユーモア小説
楽しくなったり、明るくなったり、癒されたり。笑うことにはいろいろな効果があります。なかでも笑ってやさしい気持ちになりたいなら、イギリスのユーモア小説がオススメです。イギリスらしい牧歌的な風景や愛すべき人間模様が、笑いにやさしさを添えてくれます。急がない、慌てない、そんな古き良きイギリスの気質が生んだ芳醇なユーモアを堪能してください。
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友達2人と犬1匹を連れてテムズ川をボートで下る旅に出た主人公。のんびり船旅を満喫するはずが、途中で道に迷ったり獰猛な白鳥に襲われたりと、爆笑珍事件が続発します。1889年の初版以来、今も変わらず読み継がれる古典。丸谷才一の絶妙な翻訳が光る、ヴィクトリア朝の香気あふれるイギリス産ユーモア小説の代表的な一冊です。
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「ジーヴス」シリーズはのんきでちょっと頼りない青年貴族バーティーと、彼を助けるスーパー執事ジーヴスのドタバタ事件を描いた傑作コメディです。日本でもファンが多くコミックにもなった同シリーズから、ここでは初めての読者にも入りやすい短編集をチョイスしました。爆笑事件簿のなかに、古き良き時代の息吹きを存分に味わえます。
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クリスティといえば技巧を凝らした重厚な作品のイメージがありますが、それだけではありません。コメディタッチの軽いミステリーも書いていたのです。本書は、伯爵令嬢フランキーと牧師館の息子ボビィの幼馴染みコンビが、地元で起きた殺人事件を追う素人探偵もの。勝気なフランキーと彼女に押されっぱなしのボビィの、恋のゆくえにも注目です。
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第二次大戦中のフランス。旅行中の老弁護士ハワードは、ドイツ軍侵攻の知らせを聞いて急遽故国イギリスに戻る旅に出ます。ところが、道中なぜか次々と子どもを預かるハメになり・・・。70歳のおじいちゃんと7人の子どもがドイツ軍の目をかいくぐって故国を目指す、笑いあり涙ありのちょっと変わったロードノベルです。
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イギリスは紳士淑女の国、というイメージをお持ちの方は多いでしょう。ところがイギリスにも、下品でスラップスティックな小説があるのです。それがウィングフィールドによる「フロスト警部」シリーズ。下ネタが大好きで書類仕事が大嫌いなフロスト警部が、次々起こる事件を直感だけで解決していきます。思いっきり笑いたい方にオススメです。
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