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『ベルばら』が10倍楽しくなる!マリー・アントワネットを知るための本
フランス革命から200年以上が経過した今なお、世界中から愛され続ける王妃マリー・アントワネット。贅沢、ワガママ、遊び好き・・・そんなイメージが定着している彼女ですが、本当にそうだったのでしょうか?そこでリアルなアントワネットを感じられる本を集めました。彼女のことを深く知ると、漫画『ベルサイユのばら』がもっと楽しくなるでしょう。
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言わずと知れた少女漫画の金字塔です。フランス革命前後のベルサイユを舞台に、男装の麗人オスカルとアントワネットを中心とした宮廷模様が描かれます。キャラクターは麗しいだけではなく、コミカルで表情豊かに描かれており、重いテーマを軽快に読ませてくれます。
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フランス革命の女たち
池田 理代子(文) , 新潮社(図版構成)
『ベルサイユのばら』の著者・池田理代子が、フランス革命を彩った女性11人を丁寧に解説&紹介しています。見どころはとにかく莫大な量の図版。おなじみのデュ・バリー夫人やポリニャック伯爵夫人、アントワネットの娘テレーズなどのほか、男性や政治家にいたるまでフランス革命の登場人物が満載された、眺めているだけで楽しい一冊です。
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アントワネットにまつわる絵画や美術品を手がかりに、彼女の生涯をたどった本です。王妃自身が収集した趣味のよい小物から最期の日に履いていたとされる靴まで紹介され、豊富な図版がありし日の王妃を浮かび上がらせます。「怖い絵」シリーズで知られる中野京子によるシニカルで軽妙な語り口の文章も魅力的です。
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マリー・アントワネットファッションで世界を変えた女
石井 美樹子(著)
「ファッション」という観点でアントワネット像を描いた、一風変わった評伝です。ヨーロッパのファッションリーダーとなった王妃が、斬新なドレスや奇抜な髪型を生み出すことになった経緯とは?当時の回りくどいエチケットについても知ることができます。情感あふれる文章が、まるで良質な小説を読んでいるかのような感覚にさせてくれます。
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マリー・アントワネット 上
アントニア・フレイザー(著) , 野中 邦子(訳)
当時の世界情勢やベルサイユの宮廷模様、そしてハプスブルク家の人物をからめつつ、「ひとりの女性」としてのアントワネットを深く掘り下げた読み応え満点の評伝です。チャーミングなお姫さまが王妃として、母として成長していくさまと、成長せざるを得なかった背景が明かされています。
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