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芸術鑑賞が楽しくなる!宗教画に登場するユダヤ教・キリスト教がわかようになる本
美術館や西洋の有名な教会などで見ることができる宗教画。その宗教画の多くは、ユダヤ教・キリスト教の有名なエピソードをモチーフにしています。「ノアの方舟」や「最後の晩餐」などは、聞いたことがある方も多いでしょう。そんなエピソードがわかりやすく紹介されている本を集めました。これらの本を読めば、芸術鑑賞をもっと楽しむことができます。
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旧約聖書自体の成り立ちと、「ノアの方舟」「モーセの十戒」などの有名エピソードを噛み砕いてまとめたエッセイです。ユダヤ教になじみが薄い読者が抱きがちな、素朴な疑問に答えてくれます。宗教初心者に寄り添った解説で、宗教芸術にゆかりの深いエピソードを肩肘張らずに学ぶことができます。
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新約聖書自体の成り立ちと、「受胎告知」「最後の晩餐」などの有名エピソードを噛み砕いてまとめたエッセイです。旧約聖書と新約聖書の相関性も示されています。また、著者の阿刀田高が実際に宗教画を見に行ったエピソードも書かれているので、宗教自体を学びつつ、芸術作品との橋渡しもしてくれる本です。
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人物でよくわかる聖書 名場面をあらすじとエピソードで解説
森 実与子(著)
旧約聖書と新約聖書が読みにくいと思われる理由の一つに、登場人物の多さがあります。本書はそのうち宗教芸術にも頻繁に登場する主要な人物を、聖書内の記述に基づき紹介しています。人によっては家系図や関係する地図も載っており、宗教芸術の鑑賞をする上で必要最低限な知識を得るのに最適な本といえるでしょう。
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『神曲』とは何か 「地獄篇」から「天国篇」まで文学史上最大の叙事詩を読み解く
村松 真理子(監修)
ダンテの著名な詩編『神曲』。『神曲』自体は旧約・新約聖書を下敷きに書かれていますが、聖書にはない写実的描写やオリジナルストーリーも多く含んでいます。本書はそんな『神曲』を題材にした芸術作品を多数引用しながら、『神曲』の世界を解説しています。優れた芸術作品とキリスト教的価値観のつながりが、肌で感じられる一冊です。
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口語体で書かれ、数ある『神曲』の訳書のなかでも読みやすいと評判の一冊です。3篇からなる『神曲』のなかで、特にダンテの同時代人が多く登場する「地獄篇」は他の宗教関係書籍と一線を画します。ロダン、ドラクロワなど著名な芸術家が制作テーマに選んだ「地獄篇」を、芸術家たちが実際に目にしたものと近い文体で読むことができます。
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