ブックキュレーターhonto編集員
図書館好きにはたまらない。その雰囲気・魅力に惹きつけられる本
図書館は、情報を集めて保管し、伝えるといった機能を超えて、私たちを落ち着かせたり、そわそわさせたり、想像力を刺激したりと、人の心に作用する不思議な力を秘めています。美しい図書館、奇妙な図書館、癒しの図書館・・・。本好き、図書館好きな方の心に響くような、実在、架空のさまざまな図書館の魅力に触れられる本を紹介します。
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中世、北イタリアのカトリック修道院で起こる連続怪奇事件。現場は、神の言葉を保存する神聖な場所でありながら、禁断の書も隠されているという文書館。謎を探るため、修道士2人が迷宮構造やさまざまな仕掛けを解明しながら、禁じられた文書館の最上階へと近づいていきます。重厚な世界観と謎解きの魅力に引き込まれます。
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二つの世界「世界の終わり」と「ハードボイルド・ワンダーランド」が交互に展開する物語です。「世界の終わり」の図書館にあるのは、本ではなく「古い夢」だけ。「夢読み」となった主人公は、海の底のように静かな図書館で、一角獣の頭骨から古い夢を読み続けます。失ったものを取り戻す場所として図書館が描かれています。
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人々が大切な思いを綴った本を持ち込み、保管するだけの不思議な図書館。3年間引きこもっていた住み込み図書館員は、完璧な容姿に悩む女性と恋に落ち、2人はある目的の旅を経て、新しい人生へと向かいます。けっして読まれることのない本の、唯一の読者となる図書館員がいる図書館は、孤独な心をやさしく癒してくれます。
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世界中の、歴史上の、実在・架空の、あらゆる図書館について縦横無尽に綴られたエッセイです。宇宙の秩序を求めようとする人類の夢としての古代アレクサンドリア図書館。独裁者によって何度破壊されても伝承される、収容所の図書館。神話、秩序、空間、権力、心のあり方など、図書館の豊かな意味や価値に気づかされます。
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