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男女の友情は存在するのか・・・?恋愛とは異なる絆がじんわり沁みる物語
「男女間の友情は存在するか否か?」これは度々問われることのある命題です。同性の友達のように理解し合うことはなくとも、恋人のようにすべてを知りたいとは思わなくとも、異性ならではの距離感が友情を育むこともあるはずです。そんな恋愛とは一味違う男と女の間の絆が、じんわりと心に沁みる本を紹介します。
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同居はするけど恋人ではない、本書はそんな男女が登場する食べ歩きグルメ漫画です。BL漫画家である主人公「YながFみ」のアシスタントをする無職のS原は口うるさく使えない男ですが、仕事でトラブルに遭った主人公のために怒ってくれる一面も持ち合わせています。ドライに見えて根底に流れる確かな友情を感じることができます。
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きらきらひかる 改版
江國 香織(著)
アルコール依存症の笑子がお見合い結婚した医師・睦月には、男の恋人・紺がいました。打算で始まった結婚でしたが、笑子は紺を深く愛する同性愛者の睦月をしだいに愛していき、睦月はそんな笑子を大切に思うようになり、紺は同じ人を愛する笑子と奇妙な友情を育んでいきます。笑子と紺が睦月を通じて気持ちを通わせるさまに、心が温かくなるでしょう。
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一人っ子の主人公のぼくは、同じ団地に住むハム子とある同盟を結びます。両親に子ども2人の家族が普通だった昭和40年代、ぼくもハム子もそれぞれ事情を抱え「普通」からはみ出た存在でした。恋愛を意識し始める直前の年頃の男子と女子の子の間に紡がれる、いつまでも忘れがたい絆を描いた一冊です。
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親愛なるミスタ崔 隣の国の友への手紙
佐野 洋子(著) , 崔 禎鎬(著)
絵本作家で稀代のエッセイストとしても活躍した佐野洋子が、韓国の男友達に宛てて書いた絶品のエッセイのような手紙を集めた一冊です。留学先のドイツで出会い友人となった2人は40年の間、異国に手紙を送り合います。結婚や出産、離婚、男女の違いなど、異性の友人にこそ打ち明けたい思いがここに詰まっています。
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