ブックキュレーターhonto編集員
人生を支えてくれる本との出会い方とは?読書家たちの「読み方」がわかる本
友人に勧められて、本屋で表紙に惹かれて、SNSで知らない誰かの感想をみて・・・など、世の中にはさまざまな本との出会い方があります。では、読書家の人たちはどのように本と出会い、その本の滋味を味わい、日々を乗り越えてきたのでしょうか。読書がささやかな楽しい営み以上のものになるかもしれない、そんな本を紹介します。
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『テルマエ・ロマエ』の著者・ヤマザキマリにの読書生活に大きな影響を与えたのは、大の本好きだった母親でした。子ども時代から文学に親しんだ著者は17歳でイタリアへ留学します。困難に満ちたイタリアでの10年間で彼女を支えた数々の本。その半生に圧倒されるとともに、常識の枠をはみ出して生きる彼女の人生哲学にも心揺さぶられます。
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すべては今日から
児玉 清(著)
本屋さんを『この世で一番好きな店』と言っていた児玉清は、休日になると開店とともに書店に入り、丹念に書棚をぶらぶらしていたそうです。そして何冊か本を購入し、その後は夜更けまで読書に耽ったといいます。本が大好きだからこそ、人生の転機となる本にめぐり合うのかもしれません。週末、時間を設けてじっくり本を読みたくなるでしょう。
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読まされ図書室
小林聡美(著)
女優・小林聡美が、年齢も業界もバラバラな人たちからオススメされた本を読み、感想を書くという企画をまとめた一冊です。まったく読んだことのないジャンル、聞いたことのない著者の本を手に取ってみるのもいいなと思えてきます。飯島奈美、皆川明、井上陽水、よしもとばなな、長塚圭史などの推薦者コメントも興味深いです。
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夜を乗り越える
又吉 直樹(著)
お笑い芸人・又吉直樹が文学に向かうきっかけとなったのは、国語の教科書に掲載された芥川龍之介の『トロッコ』だったそうです。そこから近代日本文学にのめり込んでいきます。より楽しむための読書の仕方を説いた章は、なるほどと納得。自分が抱える葛藤や行き場のない感情と、読書を通じて向き合えることを改めて思い出させてくれます。
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