ブックキュレーターhonto編集員
もっと京都が好きになる!はんなり響く「京ことば」を知ることができる本
日本の方言のなかでも京都の言葉は、○○弁ではなく「京ことば」と呼ばれています。いにしえの京の町衆が話していた言葉、祇園に代表される花街の女性たちの言葉、そして今も話されている現代の京ことばまで、さまざまな京ことばについて知ることができる本を集めてみました。京ことばを知れば、京都という町が一層魅力的に感じられるでしょう。
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京ことばの話し方
高橋 寛(編) , 高橋 恭子(編) , 中島 さよ子(京ことば監修) , 蓮井 美里(英訳)
この本の特徴は、京ことばの解説だけでなく、それぞれの京ことばにローマ字、標準語、英文などが併記されていることです。また祇園祭などの行事について話される会話例を読むと、折々の京都の情景を思い浮かべることができます。外国人を京都案内する時にも役立つ一冊です。
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京都出身のエッセイスト・小説家である著者が、「きずつない」「いけず」といった京都で使われるユニークな言葉を取り上げつつ、それらの言葉の表の意味だけではなく、そこに含まれるニュアンスについても解説している画期的な一冊です。写真や店紹介もあるので、京都の個性的なガイドブックとして楽しむこともできます。
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京ことばの辞典 どうどす
大原 穣子(著)
著者は長年にわたってドラマなどに出演する俳優の方言指導を行ってきただけに、まさにツボを心得た京ことばの辞典となっています。収録されているのは約1500語。索引があるので「これ京ことばだとどうなるの?」と思った時にも便利。重要な言葉の発音を収録したCDも付いているので、耳で京ことばを確かめられます。
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京都語を学ぶ人のために
堀井 令以知(著)
京ことばではなくあえて「京都語」という言い方で、京都で話されてきた言葉の特徴はもとより、その歴史や語源などにも広く言及しています。同じ時代、同じ京都の町の中にあっても職人と舞妓では話す言葉が異なるなど、京都の言葉について深く知ることができる一冊です。
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