ブックキュレーターhonto編集員
強烈な暴力に圧倒される!バイオレンス要素が効いたセンセーショナルな小説
現実の社会生活で暴力は、忌み嫌われて当然のものでしょう。しかしあくまでフィクションの世界と割り切った場合には、暴力が作品に強烈なアクセントを加えることがあります。ここでは、そんな風に暴力が重要な一要素として描かれているセンセーショナルな小説をピックアップしました。
- 6
- お気に入り
- 10120
- 閲覧数
-
凄惨な殺人事件を担当することになった元ボクサーである2人の武闘派警官が、事件の謎と組織内の権力争いに翻弄される姿を描いた衝撃作です。実在の事件をモチーフに、人々の心の奥底に巣くう闇を見事に切り取っています。目を覆いたくなるほどの暴力とそれに伴う哀愁を見事に表現した、「アメリカ文学界の狂犬」とも評されている著者の代表作です。
-
独善的で無頼な若者が、欲望のままに引き起こした行動によって破滅の道を突き進んでいく物語です。美しい人妻コーラに惹かれた主人公フランクは、関係を持つようになったコーラと共謀して彼女の夫を殺害してしまうのですが・・・。ギラついたむき出しの欲望と暴力を赤裸々に描いたセンセーショナルな小説です。
-
元アル中の私立探偵を主人公にした推理小説「マット・スカダー」シリーズの第14弾です。スカダーの親友ミックの周辺で次々と不可解な殺人が起きます。そして調査を始めたスカダーにまで恐るべき魔の手が・・・。「人情味に満ちた探偵もの」で知られている本シリーズにあって、不条理な暴力の悲壮な行く末を描いた異色作です。
-
人目につきづらい場所で偶然にも大金を発見した3人の男たちが、その金をこっそり自分たちのものにするためにあるプランを企てます。リスクの少ないシンプルな計画だったはずが、少しずつ事態の雲行きが怪しくなってゆき・・・。真っ当だったはずの人物が、いっときの欲のために陥る狂気と衝動的な暴力を扱った傑作ミステリーです。
-
月刊誌でジャーナリストを務める中年男性ミカエルと、驚異的なハッキング能力を持つ若い女性リスベットを主人公にしたシリーズの第1弾です。2人がある失踪事件の謎に迫っていくのが物語のメイン展開。そこに猟奇的な事件や悲惨な境遇が生み出す不条理な暴力も描かれていて、それらに対して真っ向から立ち向かうリスベットの姿に圧倒されるはずです。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です