ブックキュレーターhonto編集員
青春はいつか終わるもの。30代が読むと痛いけど泣けるコミック
何者かになれると信じ、すべてを求めて駆け抜けるのが青春だとしたら、何かを諦めるべきだと気づいたときに青春は終わるのかしれません。青春の終わり頃に、夢や仕事、失くしたくない恋愛などをかき集めようともがいている人々の物語を集めました。諦めることに惑い、その痛みを知る30代にこそ読んでほしい、泣ける傑作がそろっています。
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表題作は歌手として成功することを夢見て活動し続け、35歳になってしまった女性が主人公です。なんとかしてチャンスをつかもうと取った手段は枕営業で・・・。才能や努力の不足をごまかそうと、本当の自分や夢から目をそらしたときに青春も夢も逃げていってしまうのかもしれません。身に覚えのある30代には身につまされるコミックです。
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アイデン&ティティ 24歳/27歳
みうら じゅん(著)
中島はバンドブームの波に乗りロックバンドでデビューをはたすも、売れるため意に沿わない活動をしたり、快楽に流されて愛する人を傷つけたりしてしまいます。理想と現実の狭間で惑う度、中島の心に棲むボブ・ディランがただただ彼をジッと見つめます。多忙な日々の末、青春時代に抱いていた初心を見失いがちな30代には沁みるコミックです。
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うまくいかなかったとき、本書のタイトルのように思ったことは誰しも一度はあるでしょう。主人公は40歳で脱サラ、描いたこともないのに漫画家を目指すようになったシズオ。図々しいほどの図太さで夢を追い始め、青春時代を無理やり再稼働させたシズオの姿に、30代なんて諦めるには早すぎるのかな・・・と励まされるコミックです。
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