ブックキュレーター翻訳家・ライター 柳澤はるか
天職に出会いたいあなたへ。自分を知り、仕事につなげる5冊のレッスン。
「自分にぴったりの仕事がしたい」と願う人へ。誰かのインタビューを読んで「勇気」はもらえても、自分が何をしたら良いのか分からないことってありませんか。そこで今回は、実践的アドバイスが詰まった本を厳選。本を片手に、自分だけの仕事に出会う旅へ、いざ出発です!それは自分の可能性に目を凝らす旅でもあります。
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才能を磨く 自分の素質の生かし方、殺し方
ケン・ロビンソン(著) , ルー・アロニカ(著) , 宮吉 敦子(訳)
本書では、「自分の才能と情熱が出会う場所」を「エレメント」と定義。どうしたら自分のエレメントを見つけ、それを仕事にできるのかを解説します。紙とペンを用意し、著者からの問いに答えながら読み進むと、自分の「好き」や情熱のありかがどこなのか、見えてきます。様々な悩みを想定したヒントも豊富で、迷ったら読み返せる一生モノの本。
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あなたは変化するし、環境も変化する。だから、「1つの仕事に人生を捧げるという意味での“キャリアプラン”は不要」というのが本書の指針。そのかわり、変化や予期せぬ出来事にオープンマインドでいることが鍵になります。転機をチャンスに変えた人々の実例を読みながら練習問題に取り組み、夢の仕事をつかめる体質づくりをしていきます。
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あなたにとっての「成功」とは何ですか?この本では、自分との対話を通してあなただけの「成功」を定義する作業から始めます。自分に眠る潜在的可能性を引き出す、長所・短所を知るなど、「自分を知る」エクササイズを徹底的に行い、「自分」を仕事に接続するステップへと進みます。その過程で思い込みが取り払われ、自分の心の声に気づくかも。
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自分への取材が人生を変える
はあちゅう(著)
多くのキャリア本が自分を知ることの重要さを説いていますが、本書の著者は、日記など身近なものを効果的に使い、自分についてのデータを蓄積していきます。著者が習慣的に行っていることを惜しげもなく紹介するスタイルで、今すぐ真似したくなるのが魅力。考えすぎて立ち止まっているとき、とにかく動き出すきっかけをくれる本。
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自分を知り、ぴったりの仕事を探す旅の途中で、「自分への自信のなさ」がジャマをするかもしれません。そんなときに読みたい本。解説やデータが多めですが、自分が陥っている思考のクセや原因を把握できます。後半では自信を作るアドバイスも。「ネガティブなシナリオを“反芻”しない、“配線”しなおす」など。自信を味方に、すてきな旅を!
ブックキュレーター
翻訳家・ライター 柳澤はるか1985年生まれ、東京大学文学部言語文化学科卒。20代後半、偶然訪れた北欧の国々にシンパシーを覚えたのをきっかけに北欧の研究をはじめ、現在は、翻訳や執筆、講演などをとおしてフィンランド文化を中心に発信している。訳書に、フィンランドのベストセラーコミック『マッティは今日も憂鬱――フィンランド人の不思議』『マッティ、旅に出る。――やっぱり今日も憂鬱』、フィンランド独特の精神「SISU」と幸せの秘密にせまる実用書『フィンランドの幸せメソッド SISU(シス)』(いずれも方丈社)がある。東京在住、森の暮らしとの2拠点生活を模索中。
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