ブックキュレーターhonto編集員
弱った心をやさしく癒してくれる。涙腺崩壊必至の物語
嫌なことがあって落ち込んでいるときや、疲れ切ってしまって心が弱ってしまったときにオススメの小説を紹介します。いずれも寒い日の温かな飲み物のように心をやさしく温めてくれる秀作ばかりで、涙腺がゆるみっぱなしになること請け合いです。涙は悲しいときではなくても自然とあふれ出るもの、ということを改めて知ることができるでしょう。
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![天使の靴](https://img.honto.jp/item/2/184/250/03182632_1.png)
![白い犬とワルツを](https://img.honto.jp/item/2/184/250/01554383_1.png)
![十二番目の天使](https://img.honto.jp/item/2/184/250/29265260_1.png)
![天国からはじまる物語](https://img.honto.jp/item/2/184/250/02600461_1.png)
![ビート・オブ・ハート](https://img.honto.jp/item/2/184/250/01435316_1.png)
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天使の靴
ドナ・ヴァンリアー(著) , 木村 恵子(訳)
仕事に没頭するあまり家庭を顧みず無味乾燥な毎日を送る利己的な男と、重病に苦しむ母をもつ心優しい少年の物語です。まったく接点のない2人の人生が、ある日に一瞬だけ交差します。そして、その邂逅が美しい奇跡を生み出すことに・・・。シンプルなストーリーながら、身の回りにあるささやかな幸せの大切さを教えてくれる奥深い感動作です。
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白い犬とワルツを
テリー・ケイ(著) , 兼武 進(訳)
妻に先立たれ、自らも重い病を患ってしまった老人サムは、子どもたちの心配をよそに1人静かに余生を過ごそうとします。そんな彼の前に現れるようなった1匹の白い犬。なぜかその犬は、サム以外の人間の前には決して姿を現そうとせず・・・。読後には「白い犬」の姿が温かく胸に残る、大人向けの童話のような小説です。
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十二番目の天使
オグ・マンディーノ(著) , 坂本 貢一(訳)
絶望の底に打ちひしがれていた1人の男が少年野球の監督を経験することで立ち直っていくさまと、彼と深く関わるようになる健気な少年の姿に心温められる感動作です。ベタなストーリーではありますが、メインとなる登場人物の背景設定がとても秀逸で、何気ないセリフの一つひとつから深い感銘を受けます。ハンカチ必須の一冊です。
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天国からはじまる物語
ガブリエル・ゼヴィン(作) , 堀川 志野舞(訳)
冒頭で主人公が死んでしまうという衝撃の小説です。1人の少女が車のひき逃げ事故に遭ってしまい、15歳という若さでこの世を去ってしまいます。そして彼女は不思議な場所で目を覚ますのですが、なんとそこは死後の世界でした。生と死をやさしく描いた異色の感動作で、美しくもちょっぴりほろ苦いラストが温かな涙を誘うでしょう。
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ビート・オブ・ハート
ビリー・レッツ(著) , 松本 剛史(訳)
妊娠中にも関わらず、ボーイフレンドに見知らぬ土地で置き去りにされてしまった17歳の少女の紆余曲折を描いた物語です。ひとりぼっちで絶望的な状況に陥ってしまった少女が見せるたくしい生活力に元気をもらい、個性的な人々との温かい交流にほのぼのとした気分にさせられます。読めば勇気が湧いてくる秀作です。
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