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大切な人を自分と同じように愛することができるようになるための本
人を思いやれる強い人になりたい、と思っている方にヒントを与えてくれる本を紹介します。各書に登場する愛にあふれる人々に共通しているのは、非凡な人だけがもつと感じさせる心臓のタフさではありません。それは、勇気と行動力を何度でも奮い立たせることができる粘り強さと、自分を他者にさらけ出せる、人を信じることのできる強さでした。
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東京のドヤ街・山谷でホスピス始めました。 「きぼうのいえ」の無謀な試み
山本 雅基(著)
「きぼうのいえ」とは、著者が施設長を務める行くあてのない人々のためのホスピスです。東京・山谷のドヤ街にオープンを迎えるまでの建設秘話とその後の奮闘が綴られ、人間が人のなかで生まれ、愛のなかで死んでゆく、その尊さを見つめることができます。一本気な夫と、純真で働き者の妻による二人三脚の日々に心が洗われます。
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「マザー・テレサ=愛の人」というイメージを抱いている方は多いと思いますが、それはなぜなのでしょう。取材嫌いの彼女から密着取材を許されたのが、報道写真家・沖守弘です。大切な人を愛するための自分を無にするに等しい謙虚さを自分も持てたなら・・・と感じるようになるでしょう。マザー・テレサの聡明な言葉の数々が心に響く貴重な一冊です。
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12の贈り物 世界でたったひとりの大切なあなたへ
シャーリーン・コスタンゾ(作) , 黒井 健(訳・絵)
米国人の著者シャーリーン・コスタンゾが、彼女自身の2人の子どものために書いた本です。文章のラストで彼女は、『13番目の最高の贈り物はあなた自身です』と綴っています。この本に書かれた13の贈り物を、あなたは、あなたがとても大事にしている人について、大切にしているでしょうか?黒井健の絵が著者の言葉を伸びやかに彩ります。
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心に響く小さな5つの物語 1
藤尾 秀昭(文) , 片岡 鶴太郎(画)
詩集のような行間をもった読みやすい文章で、感動的な5つの現代の実話が綴られています。丁寧に生きたいのに、すぐ近くの人との関わりを大切にできていないとき、また、今の自分のハードルを越えたいときにぜひ読みたい、心のあり方について述べられた本です。説教染みていない語り口に、心が素直に開かれていきます。
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愛したいなどとは思っていなかったのに、兄から半ば押しつけられた飼い猫を、愛してしまった男を描いたコミックエッセイです。プロボクサーを目指していた著者の、2匹の猫との悲哀こもごもの日々が気取らずに描かれています。愛とはその対象が自分の一部になること、と思わせてくれるノンフィクションです。
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