ブックキュレーターhonto編集員
大きく変化するこれからの社会で、自分らしく生きる戦略を考えるための本
仮想通貨や人工知能などテクノロジーの進化で、国や社会のあり方、働き方もどんどん変わっていきます。変化の波をタイムリーに捉え、揺らぎつつある今の価値観を乗り越えて、新たな世界に対応する準備を始めましょう。これからの社会を、自分らしく生きるための知恵や戦略を学べる本を選びました。
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仮想通貨によって、貨幣の概念が変わってきました。お金を中心とした貨幣経済から、人や地球の役に立つなど、価値観や共感を中心とした価値経済への転換の時代だといわれています。バーチャルの世界が拡張し、国やコミュニティのありかたも変わります。お金の意味を問い直し、資本主義経済からのパラダイムシフトを予測した一冊です。
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ビジネススクールで学んでいるときは成績優秀で善良だった人が、不正に手を染め起訴されたり、会社を追放されたりする例は数多くあります。ビジネスで成功していても、家族との関係が破綻している人もいます。ビジネスエリートがつまずく理由と、それを防ぐ生き方を論理的に解説した、胸に染み込む人生の指南書です。
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文明は〈見えない世界〉がつくる
松井 孝典(著)
文明とは、「地球環境のなかに人間独自の生活圏をつくり生きること」と定義しています。さらに文明の発展は、事象の裏にある「見えない世界」を言語や記号を使って表記する「見える化」の足跡であるのだそうです。ネットワーク社会を迎えた文明の未来を惑星科学や物理学などの観点から捉えた、やや難解ながら奥深い文明論が記されています。
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共感とは相手の感情をそのまま受け入れることではない、と本書では説いています。人と人が交流し、影響し合うプロセスこそが共感である、と指摘しているのです。そして本当の共感とは、相手を信じ、その感情に飛び込んでいく勇気ある行為であることを教えてくれます。共感の時代といわれる今、読んでおきたい一冊です。
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