切なくも不思議な世界観。読後感がビターな完結コミック

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「氷の魔女」と呼ばれる存在によって凍りついた世界。主人公は不死身の身体を使い、村人たちを救おうと懸命に自らの身体を痛めつけます。異能力を題材にしたストーリーだが、終末世界における合理的な差別やSFチックな語り口が不思議な読後感を与えてくれるダークファンタジーです。

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ゲームデバッガーのアルバイトをしている礼香と庸子が、奇妙な巨大迷路に迷い込むところから物語は始まります。2人はなぜ迷路に閉じ込められたのか？そして、脱出はできるのか？一つずつ謎がひも解かれていき、礼香の孤独な内面が掘り下げられていくほどに、不思議な世界観へと意識が没入していくのを感じられます。

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光さえ届かない深い海中へと潜るフリーダイバーたちの物語です。フリーダイビング競技についてまったく知識がなくても、その魅力と恐ろしさの両方を学べます。水深70mの水圧が人体にどんな影響をおよぼし、人体は生存のためにどう抗うのか？幻想的な海中描写も魅力的な一冊です。

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大人しい性格の男子高校生・新一と、彼の右手に寄生した寄生生物「ミギー」。初めは反目していた2人ですが、他の寄生生物たちと戦ううちに絆が芽生え、しだいにお互いを理解し合っていきます。人間と寄生生物。二つの勢力の間で揺れ動く新一の葛藤とその最期は、読み手に切ない読後感を残します。

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夏休みの自然学校で集まった15人の少年少女は、謎の男・ココペリの誘いに乗せられて命懸けのデスゲームに巻き込まれてしまいます。勝っても死、負けても死という絶望的な状況のなかで、15人がそれぞれ命を賭けた決断をくだしていく様子に胸が締めつけられます。