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こんな求人あったら要検討!?名前からして何かありそうな仕事が出てくる本
名称を聞いただけではどんな仕事内容なのか想像しにくい職業が、世の中にはけっこうあるもの。これが小説の話となると、創作用につくられたものまで出てくるのでなおさらです。そんな、どこか曰くありげで意外とおもしろそうな職業が出てくる物語を集めました。物語に登場する不思議な職業を通して、仕事について考えるきっかけになるかもしれません。
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「竜門猟犬探偵舎」は迷い犬専門の探偵事務所です。所員は猟犬探偵・竜門卓とパートナーである猟犬のジョーのみ。山奥の丸太小屋で狩猟を生業としながら、かたわらでいなくなった愛犬探しの依頼も引き受けています。ジャンル的にはハードボイルドに属する物語で、自らの信念に従って生きる男の矜持が全編にあふれている連作短編集です。
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将軍家の蔵書「紅葉山文庫」を管理する「御書物方」に勤務するのが主人公の東雲丈太郎。この丈太郎の関わる江戸城内での出来事や市中の古本、貸本業界との交流が物語の中心です。「御書物方」も興味深いのですが、注目してほしい仕事は途中で登場する「せどり師」のこと。今も残る仕事ですが、江戸時代のそれも本好きには見逃せません。
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「植字工」とは、一部の印刷関連を除いて現在ではほとんど聞かれなくなった職業です。主人公エド・ハンターの職業は、その植字工の見習い。ある朝起きて父親の死を知ったエドが、叔父のアムとともに犯人捜しをします。アメリカの植字工も気になりますが、1940年代のシカゴの喧噪がどこかうら悲しい、詩情豊かな小説です。
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