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体は小さくても勇気いっぱい!ねずみたちが大活躍する物語
今では見かけることも少なくなり縁遠い存在になっているねずみですが、『くらやみ城の冒険』の議長ねずみが言う通り、「イソップ物語」にも、詩人サックリングの詩にも、「マザー・グース」にもねずみは登場し、昔から物語の中で活躍してきました。ここで紹介するのもそんな魅力あふれるねずみたち。かわいくもかっこいい彼らの雄姿をお楽しみください。
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ページをめくると始まるのは美しい修道院の描写。でも、僧服からしっぽがのぞいて・・・というところで読者は「あれ?」と首をかしげることになります。そう、これはねずみたちの修道院の物語。どぶねずみの襲来に、見習い修道士マサイアスは伝説の勇者の剣を手に立ち向かう!いきいきとした動物の描写が魅力的なお話です。
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アメリカのごく普通の家庭に、なんと大きさも形もねずみそっくりの赤ちゃんが生まれました。そんな驚きの始まり方をするアメリカの古典的名作。主人公のスチュアートはねずみの大きさを生かして、さまざまな冒険を繰り広げます。作者は『シャーロットのおくりもの』でも知られるE.B.ホワイト。
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「囚人友の会」会員のバーナードは、捕らわれた詩人を救うため貴婦人のミス・ビアンカと船乗りのニルスとともに恐ろしいくらやみ城へと乗り込みます。もちろん3匹ともねずみ。イギリスで半世紀以上も読み継がれてきた名作で、挿絵は『スチュアートの大ぼうけん』と同じガース・ウィリアムズ。ねずみたちの描き分けにも注目してみてください。
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「ナルニア国物語」の第2巻で、時系列順だと4番目にあたるお話です。若き王子カスピアンがナルニアを救う旅に出ます。舞台は船の上。同乗者の1匹がねずみの騎士リーピ・チープです。腕も立つが口も立つ、小生意気さが魅力の彼ですが、問題児ユースチスの精神的な成長に大きな影響を与えます。ねずみとはいえ、本作一の名脇役です。
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