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なんでそんなに忙しくしているの?「人生の時間」について考えさせられる本
効率が優先される現代社会では、大半の人が休む間もなく忙しい生活を送っています。明確な目的があってそうする人もいますが、多くの人がその理由を「生活のため」と答えるでしょう。ではそのような人々は、「生活」で何を得ているのでしょうか?「人生の時間」について、現代人が忘れている本当の価値観を教えてくれる本を紹介します。
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大昔にパンゲア王国を治めていたディモン王は、時間を止める箱「タイムボックス」に美しい娘、オブシディアナ姫を入れてしまいます。彼女は悪いことがない「完璧な日」だけ箱から出されますが、時間に取り残される寂しさに苦しみ・・・。良いことも悪いことも起きる人生のなかで、家族や友人と過ごす時間の大切さに気づかされるでしょう。
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ある日突然、ニューヨーク市の時間だけが遅れていく不思議な現象が起こります。時間が盗まれていると考えた上層部から捜査を命じられたのは、警察官のコペクスキーとディーナ。彼らが明らかにした文明の存在自体を脅かす犯人の正体とは・・・。科学と時間に支配された社会の実態が浮き彫りになり、日常生活の貴重さを感じさせられます。
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時の旅人
アリスン・アトリー(著) , 小野 章(訳)
少女ペネロピ―は病気療養のために、ロンドンからサッカーズの親類のもとへ行きます。古い屋敷で暮らすうちに彼女は度々16世紀へと時空を超えてしまい、当時の屋敷に暮らしていた人々と親しくなります。しかし、時間という壁に挟まれた彼らには別れの時が近くなり・・・。短い間であったとしても、親しい人とともに過ごす大切さに気づかされます。
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「時間=命」と考えた上で、著者が考える人生の時間の使い方に必要な姿勢が書かれています。例えば、1分1秒に意味をもたせて結果を積み重ねること。自分にとって大切なことの優先順位をつけて、時間を均等に配分しないこと。人生の時間を自分の手に取り戻すために、どのような意識で何をすればいいのか、そんなヒントが詰まっています。
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