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すぐそばにいるかもしれない?不思議な存在に心がほっこりするファンタジー
しゃべる動物や物の怪、幽霊、神様、アヤカシ。もしかしたらすぐ隣にいるんじゃないかと思えるほど、物語の中で生き生きと過ごしています。底抜けにやさしかったり、長生きで悟りきっていたり、神出鬼没で自由奔放だったりしながら、ちょっとずる賢いところもある愛すべき不思議な存在たち。そんな心の栄養になるファンタジー小説を紹介します。
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喫茶店でもある印章屋「有久井印房」の店主は、白くてもふもふで手足の短いミナミコアリクイ。そのお店に、ちょっと訳ありな人々がやって来ます。有久井さんが作る美味しいデザートとコーヒー、そしてオーダーメイドのハンコによって、不思議な縁がつながっていきます。ほんわかやさしい、心温まる物語です。
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いじめられ、幽霊が出るという神社に行かされた舞子は、不思議な世界に迷い込んでしまいます。そこで出会ったおばば、キツネやカマイタチも物の怪でしたが、いろいろ話して心を開いていくうちにすっかり仲良くなります。おばばたちとの関わりのなかで、舞子は少しずつ変わっていきます。やさしい物の怪たちのやさしい物語です。
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堅実な父、良妻賢母な母、母を理想とする妹、陣内家自慢の弟。龍神はそんな家族に不満はないものの、居心地の悪さを感じていました。ある日、閉鎖されている岬の塔へ1人出かけた龍神は、幽霊の祖父に出会い、入り浸るようになります。そこで自分の生き方を切り開いていくことになる、龍神の不思議な成長物語です。
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大学に入って一人暮らしを始めることになった御城彼方(みじょうかなた)が住むことになったのは、アヤカシたちが暮らす町でした。騙されたと嫌がっていたものの、住民たちと仲良くなっていくなかで居心地がよくなり、やがて、自分がここに呼ばれた理由を知ります。東京のいろんな風景が登場し、ワクワクするファンタジーです。
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