ブックキュレーターhonto編集員
もうダメだ・・・人生に行き詰まったとき、開き直るために読みたい本
人生には、二度と立ち直れないほどの挫折を味わうこともあります。八方塞がり。もう詰んだ。そんなときこそ先人たちが残していった言葉が必要になるはずです。いつの時代も変わらぬ悩みや苦しみから生まれた言葉を一つひとつ拾っていくうちに、景色は変わっていることでしょう。普遍的な強度を持つ哲学で、心と思考に風穴を開けてくれる本を紹介します。
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『自分を他人と比べて落ちこんでしまう』『不倫がやめられない』『人生がつらい』『お金持ちになりたい』著者はこうした悩みに哲学者の思想を紹介して答えていきます。各思想の叡智もさることながら、著者の駆使する豊富な引用の裏付けにより、各章が実践的で効果の高い処方箋となっています。悩みにピタリと効く本です。
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女子高生アリサのもとに現れた哲学者ニーチェが、京都をエンジョイしながら哲学を生き生きと語ります。『祝福できないならば呪うことを学べ』『人生に意味などない。意味がないことを嘆くのではなく、意味がないからこそ、自由に生きるのだ』という、何が起きてもへこたれない「超人」に近づくための生き方を易しく教えてくれる一冊です。
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早すぎる父の死と親族の裏切りにより、約束された地位と未来を奪われた鴨長明。失意と挫折の人生を送った彼が造り上げたのは、広さ四畳半のミニマムな宇宙でした。有っても無くても苦しむばかりが人生。度重なる大災害の時代に諸行無常を見つめた彼の言葉は、一つの場所やこだわりにとらわれず生きる知恵を教えてくれます。
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ローマ五賢帝の一角マルクス・アウレーリウスが、激務の合間に綴った戒めの覚え書きが本書です。ストア派の哲人であるマルクス帝はどんなときも高潔で公平な精神を己に求め続けますが、その行間からはむしろ、俗世間との軋轢や煩悩に苦しむひとりの弱き人間の姿が見えてきます。時代も立場も超えて共感を誘う永遠の書です。
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