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宇宙人がすでに地球に来ていた?彼らの遺したモノをめぐるSF小説
遥かな古代、あるいは人類誕生以前の昔、宇宙人が地球にやって来て、何かを遺して去って行った。そんなことを考えただけでもロマンを感じますが、その遺物をめぐって人間たちが翻弄されたり、奪い合ったりする波乱万丈の物語を紹介します。広大な宇宙空間と悠久の時間の流れに、束の間、思いを馳せてみてはいかがでしょう。
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少女ローズが偶然発見した、イリジウム合金製の巨大な「手」。それは何者かが六千年前に地球に遺していった人型巨大ロボットの一部でした。そこから地球全土に散らばった全パーツの回収調査という、極秘計画が始まります。見つけ出すだけでも大変なのに、掘り出すのはさらに困難で・・・。持ち込み原稿の段階で映画化まで決定したというロボットSFです。
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古代より日本の歴史の裏で暗躍してきた、特殊能力を持つ一族「鬼道衆」。実は彼らは、宇宙人が進化に介入して生まれてきた者たちでした。江戸時代、田沼意次にまつわる事件から始まった物語は、鬼道衆の遺伝子の中に潜んでいた宇宙人がこの世に復活したことから、生命、知性、時空間の本質に迫る壮大な物語へと展開してゆきます。
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果しなき流れの果に 新装版
小松 左京(著)
人類が生まれる遥か以前、恐竜の闊歩する時代の地層から奇妙な砂時計が発掘されます。不思議なことにこの砂時計は、ひっくり返さなくても砂が永遠に落ち続けるのでした。物語は砂時計の謎から、人間を超えた超意識体による人類の「管理」と「解放」の戦いへと発展してゆきます。10億年の時空を舞台にした本格長編SFです。
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まだ猿とあまり変わらない人類の祖先。彼らの前に謎の物体「モノリス」が現われると、その影響で彼らは道具を使い始めます。時は移って月に人類が住むようになった時代、月面で発掘されたモノリスは強力な信号を発し始め・・・。モノリスは再び人類に進化をもたらすのか?スタンリー・キューブリックによる同名映画の小説版です。
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日本人であれば誰でも幼い頃に親しんだおとぎ話ですが、まさに「宇宙人が遺した子どもの物語」といえるでしょう。平安時代から語り継がれ、絵本・アニメ・映画などで繰り返し表現されている世界に誇れる物語です。日本の説話らしい、去り行く女性を描いた結末は美しいものですが、求婚者たちに難題を突きつける挿話のユーモラスさも魅力です。
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