ブックキュレーターhonto編集員
文系の人にこそ読んでほしい!数学のおもしろい世界に触れることができる本
「数学って勉強してもなんの役に立つの?」学生時代にこう感じたことはありませんか?実際、社会に出てみると覚えた公式や定義を使うことは一部の人以外はほとんどないように感じます。しかし実は、私たちが気づかないだけでこの世界には数学で創り出されたものであふれています。日常に潜む魅力的な数学の世界を発見させてくれる本を紹介します。
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北欧式眠くならない数学の本
クリスティン・ダール(著) , スヴェン・ノードクヴィスト(イラスト) , 枇谷玲子(訳)
数学はひたすら問題を解く教科、というイメージがあるかもしれません。日本の学校での授業がそのような風景ですが、北欧にはまったく違う数学の授業風景があります。それは紙や生き物、自然を使って数学を学ぶというものです。『多くの数学の問題は空想や遊びから生まれたもの』と本書にある通り、数学のイメージが一変することでしょう。
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高校生の「僕」と同級生、先輩、中学生の従妹との会話によって、数学について勉強することができる本です。普段よく目にする整数を使って素因数分解や数学的帰納法、数学的概念など、知っているようであまり知らない内容が解説されています。「数学について知りたいけど、どの本から読めばいいのか」と迷っている大人にもオススメです。
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高校生の栢山は、いつもネット上で数学の決闘をしていました。ある日彼は、数学オリンピックを制した天才少女・京香凛に「数学って、何?」と問いかけられます。その答えを探してさまざまな人と関わり、競い合った彼が出した答えとは・・・。数学がいつの時代も人を惹きつけ続ける理由について考えさせられる青春小説です。
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サヴァン症候群やアスペルガー症候群、共感覚がある著者が『人生の中にある数学』を描いたエッセイです。他の人は当たり前と感じるような日常生活の風景が、彼には数字が関わった世界として見えています。独特な世界観とともに、数学には芸術や詩に関するセンスも重要だと気づかされます。文系の人だからこそ読んでおきたい一冊です。
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