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今すぐあの人に想いを伝えたくなる!?心ふるえる古今東西の「恋のうた」
読んでしまったら最後、片思い中の方なら大好きなあの人に告白したくなるかもしれない、交際中の方なら今すぐ飛んでいって相手を抱きしめたくなるかもしれない、そんなある意味危険なほど心に響く恋愛詩歌集を集めました。時代も国も書き手の性別もさまざま。でも、どれも人が人を想うことの素晴らしさを教えてくれる本ばかりです。
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みだれ髪 俵万智訳
俵 万智(著) , 与謝野 晶子(著)
与謝野晶子の歌集『みだれ髪』を現代風に翻訳した一冊です。うたわれているのは、短歌の師であり、妻子もちの与謝野鉄幹への想い。『「ひきかえすなんて今さら言わせない」目を閉じて君に飛び込んでゆく』『世間体道徳来世関係ないここにいるのは恋する二人』など、世間の目なんてなんのその。その想いは眩しいほどに情熱的です。
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日本最古の和歌集『万葉集』にも恋のうたがたくさん収められています。出会ってひと月で告白したら引かれるかな?と不安になったり、忘れるつもりだったのに中途半端に会ってしまい後悔したり、悩むポイントはまるで現代と同じ。現代語訳付きの本書で読むと、まるでSNSのつぶやきを覗き見しているような気分になります。
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黒田三郎詩集
黒田 三郎(著)
戦後詩を代表する恋愛詩集『ひとりの女に』を全篇収録。語り手の「僕」は貧しいサラリーマン。戦争で友人の死に立ち会い、失うものすらないと絶望して過ごす毎日に、突然出会った「あなた」はささやきます。『失うものを/あなたに差し上げる』。ひとりの女性に対する想いの深さ、そして愛のもつ力に胸を打たれるでしょう。
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