ブックキュレーターhonto編集員
月のきれいな晩にふと読みたくなる本
「月」という言葉が題名に入った本は世の中にどれほどあるのでしょう。古来より人は月に兎や月男が住むと想像したり、月の満ち欠けを神話でなぞらえたり、と月を見て色々なことを想像してきました。そして現代でも月を題材に多くの作品が描かれています。ここで紹介するのは、そんな月にまつわる本。今夜、月明りのもとで読んでみませんか?
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月の文学館 月の人の一人とならむ
和田博文(著)
月を題材とした43の短編が集められた一冊です。多和田葉子の「鏡像」や堀口大學の「月光」、阿部公房の「月に飛んだノミの話」など、時代や作風を超えたさまざまな作家の作品が収められており、読んでいると幻想的な気分に浸らせてくれます。同編者による星にまつわる作品を集めた『星の文学館』もオススメです。
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月の本 Perfect guide to the moon
林 完次(写真)
月に関する色々なことが詰め込まれた、まさに月の辞書のような本です。月の満ち欠けに関する天文学的な知識から、満月の光で変身する狼男の民話など、あらゆる月のお話が集められています。また、カメラマンでもある著者の美しい月の写真がほぼ全ページに載っていることも本書の魅力の一つです。
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パパ、お月さまとって! 改訂2版
エリック=カール(さく) , もり ひさし(やく)
主人公のモニカはお月さまと遊びたくて、パパに「お月さまをとって!」とお願いします。するとパパは長いはしごを持ってきて、お月さまを取るため空へと登って行きます。作者エリック=カールの娘サースティンに捧げられたこの絵本は、コラージュの美しさもさることながら、子どもへの温かな愛情にあふれた一冊です。
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