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誕生当時のヒリヒリ感を垣間見る!自伝やインタビューで感じるパンクロック
今ではすっかり市民権を得た感のあるパンクロックですが、生まれた当時はヒリヒリとしていて、あまりに危険な音楽でした。そんなパンクロックのリアルが垣間見ることができる本を紹介します。パンクレジェンドによる自伝やインタビュー集、希少な写真などから、パンクロックの持つ危うさをリアルに感じてみてください。
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ジョン・ライドン新自伝 怒りはエナジー
ジョン・ライドン(著) , 田村 亜紀(訳)
パンクロック黎明期における伝説のバンド「セックス・ピストルズ」のフロントマン、ジョン・ライドン。怒りと風刺に満ちあふれたパフォーマンスでもお馴染みですが、本書でも怒りをぶちまけています。その矛先はマスコミ・政府・レコード会社など、彼の周りにあったであろうすべて。いかにしてパンクのアイコンとなったのかを知ることができます。
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ザ・クラッシュ コンプリート・ワークス ORIGINAL CLASH BOOK
ザ・クラッシュ(著) , 大田黒 奉之(訳)
音楽的な面でも、ファッション的な面でも、そして思想的な面でも後進に大きな影響を与えたバンド「ザ・クラッシュ」。メンバーへのインタビューと当時の写真で構成された一冊です。パンクに少しでも心を動かされたことがあれば、その眩しすぎる姿にきっと感動するはず。オールカラーで400ページ以上あり、読み応えも抜群です。
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ジャスト・キッズ
パティ・スミス(著) , にむら じゅんこ(訳) , 小林 薫(訳)
「ニューヨーク・パンクの女王」とも称されるパティ・スミス。そんな彼女が、自身の青春時代を語り尽くした一冊です。パートナーであった写真家ロバート・メイプルソープとの出会い、ビートニクを代表する作家やアーティストたちとの交流など、刺激に満ちあふれた1970年代の空気感がしっかりと詰まっています。
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メロコアというジャンルを世に知らしめたNOFX。期せずして成功者となった彼らの軌跡が赤裸々に語られた一冊です。ドラッグ、セックスなど、かなり下品で際どいことにまで話は及びますが、だからこそ読み応えは抜群。マネすることは決してできませんが、その破天荒ぶりにほのかな憧れを抱く人も多いことでしょう。
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日本パンク・ロッカー列伝
Bollocks
アメリカで産声を上げ、イギリスで爆発的に成長したパンク。その波は日本にも伝わり、多くのパンクロッカーが生まれました。そんな日本のパンクレジェンドたちへのインタビューで構成された一冊です。まったくと言っていいほど受け入れられないなかで、好きなことを貫いた彼らの言葉には他にはない凄みがあります。
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