ブックキュレーターhonto編集員
ひとりの孤独から逃げるには、きっと本がいい。センチメンタルな心を癒す本
ひとりで家にいると、なんだか不安で眠れない時があるものです。その原因を探ろうと必死にもがいてみてもまるで深い海の中で溺れているように、どつぼにはまってしまいがちです。そんな日は、そっと寄り添ってくれる本を手に取ってみてはいかがでしょう?そこでここでは、心のもやもやを「言葉」によって解毒してくれる本を集めました。
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やさしく、つよく、おもしろく。 (ほぼ日ブックス)
ながしま ひろみ(著)
本書は小学生のゆきちゃんとお母さんの日常を切り取った漫画で、「ほぼ日」での連載を単行本化したものです。何気ない家族のエピソードに不思議と気持ちが癒され、人の温かさに心がほどけていくような感覚を味わえることでしょう。誰かにプレゼントしたくなる、そんな一冊です。
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好日日記 季節のように生きる
森下 典子(著)
お茶の魅力に惹かれた著者が、茶道によって人生観が変化していく実体験を書き下ろしでまとめたノンフィクションです。茶道を通して垣間見ることができる日本の季節感は、日本人特有の繊細な感受性そのものであることがわかります。それは慌ただしい現代だからこそ映える美しい感性だといえるでしょう。
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ほしいものはなんですか?
益田 ミリ(著)
人生への漠然とした不安を持つ、専業主婦のミナ子と一人暮らしのタエ子。歳をとるごとに薄れていく存在感に、このまま「何者にもなれず」人生は終わっていくのか・・・という焦り。そんな2人の対比を通じ、「生きるとは何か」を問う4コマ漫画です。小学生・リナの目線を通し、大人たちの矛盾を客観的に観察してゆきます。
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いくつもの週末
江国 香織(著)
本書は、著者自らの結婚生活を書き綴ったエッセイです。著者の少女的な感性と、現実的な結婚生活を両立させようと、女性独特の屈折と固執が随所に表現されています。男女のズレを毒づきながらも、「違いがあるからこそ幸せだ」という気持ちのいいくらい素直な言葉の数々に、くすんだ心が解毒されていくような一冊です。
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今日の人生 1
益田 ミリ(著)
何気なく過ごす今日の積み重ねが、私たちの毎日をつくっています。年齢を感じる瞬間、この世を去った親を想う瞬間、そんな嫌な一瞬も、自分をつくる大切なかけらなのかもしれません。本書はそんなたくさんの「瞬間」をギュッと詰め込んだような漫画で、「生きる」ことを肯定されたような気持ちにさせてくれるでしょう。
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