ブックキュレーターhonto編集員
現代における探検とは?旅の意味を問いつづける探検家・角幡唯介の本
ただ探検をするだけでなく、現代において「探検」という行為が持つ意味についてつねに思索を続ける角幡唯介。そんな彼の足跡をたどる本を紹介します。過去の探検家が残した記録をもとに新たな謎を追究する角幡の旅は、それぞれが胸を躍らせる冒険譚でありながら、同時に現代社会における人間のあり方を問い直すようなメッセージを内包しています。
- 5
- お気に入り
- 1082
- 閲覧数
-
チベット、ツアンポー川流域にある「空白の五マイル」。地球上に残された数少ない人跡未踏の地を踏破するため、角幡は新聞記者の職を捨て、探検に出発します。しかし、予想外の地形と悪天候によって、命の危機に陥ってしまいます・・・。開高健ノンフィクション賞と大宅壮一ノンフィクション賞をダブル受賞した一冊です。
-
19世紀に北極で全員が死亡したとされるイギリスのジョン・フランクリン探検隊。しかしイヌイットの間には時を同じくして、「アグルーカ(大股で歩く者)」とあだ名をつけられた外国人が雪原を抜けて国に帰ったという伝説が残っていました。北極に向かった角幡は、フランクリン隊の足跡をたどりつつアグルーカの正体に迫ります。
-
オカルティズムに懐疑的なスタンスを持ちながらも、誘われるままに雪男を探しにヒマラヤの奥地に出かける角幡。しかし自身が信頼する人物による多くの目撃証言に触れるうちに、徐々にその存在を信じ始めます。雪男とは何者なのか?そして雪男の存在を信じるとは、どのようなことなのか?角幡の思索が始まります。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です