ブックキュレーターhonto編集員
古き良き日本語と、新しい日本語の世界を味わえる本
言葉が乱れていると言われています。変な日本語、間違った日本語が横行し、古き良き言葉が消えようとしている。そんな時代を憂い、正しい日本語、美しい日本語の大切さを説く本がたくさん世に出ています。一方で時代の変化のなかで生まれた新しい言葉の世界も、確かに存在しています。そんな新旧の言葉の世界を味わえる本を集めました。
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日本語の心 ことばの原風景をたずねて
呉 善花(著)
「ことばの原風景をたずねて」という副題の通り、日々使う言葉について、その語源や背景を探りながら紹介しています。おもしろいのは著者が韓国出身であるということ。外から見た日本語論であるからこそ、日本語の特殊性や日本人ならではの感性が浮かび上がってきます。日本語を大切にしたくなる本です。
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冒頭に置かれた「国語教育絶対論」では、数学者でありながら国語教育の重要性を説いてきた根拠が熱く語られます。国語を学ぶことは論理的思考力、情緒、日本人のアイデンティティを育てることになる、と主張しています。美しい日本語を知ることは、言葉の知識の問題だけではないのです。
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アウトロー俳句 新宿歌舞伎町俳句一家「屍派」
北大路翼(編)
俳句は言葉を最小限に磨き上げた芸術、日本語の美しさの結晶、といえるでしょう。そして、従来の俳句のイメージを覆す一冊がこれです。現代社会のなかで生きづらさを抱えた人たちのやりきれない思いが十七音に託されています。繁華街の喧騒、猥雑な空気、生々しい人間の感情。そんな世界をも包み込む俳句の可能性を感じることができます。
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10倍売れるWebコピーライティング コンバージョン率平均4.92%を稼ぐランディングページの作り方
バズ部(著)
なんでもポチッとすれば買える時代、インターネットは商品情報であふれています。そんなネット上で勝負していくのに大切なのが、目を引くコピーライティング。本書はわかりやすい枠組み、法則で誰でも実践しやすいように構成されています。美しいとか正しいとかではない、「売れる」言葉作りを教えてくれる本です。
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