ブックキュレーター出版社勤務 相原透
映画の本、シナリオの本
映画を創るまで、多くの人が動き、ひとつの作品が出来上がる。プロデューサー、監督、脚本家、俳優、そして撮影、照明、衣装、大道具、小道具、広報・宣伝、批評、観客・・・。今回はプロデューサー・佐々木史郎氏、映画監督・岡本喜八監督、森田芳光監督、俳優(脚本家)の金子正次氏、2019年、3月に亡くなられた俳優・萩原健一氏の関連書籍をご紹介致します。
- 4
- お気に入り
- 1171
- 閲覧数





-
時の過ぎゆくままに
佐々木 史朗(著) , 松田 広子(編) , 高崎 俊夫(編) , 田中 ひろこ(編)
著者・佐々木史朗氏は演劇の現場~テレビ放送の世界、その後ATGの社長へ。プロデューサーとして日本映画史上に残る数々の作品を世に送り出した。『遠来』『家族ゲーム』『九月の冗談クラブバンド』『すかんぴんウォーク』『ナビィの恋』等々。映画、カルチャーシーンの先頭を走ってきた男の物語。
-
しどろもどろ 映画監督岡本喜八対談集
岡本 喜八(著)
『肉弾』『ダイナマイトどんどん』『近頃なぜかチャールストン』『ジャズ大名』等々の映画監督・岡本喜八氏の対談。鼎談を集めた本である。面白い!魅力的だ!ひとえに岡本喜八監督のユーモアと不良性、そして品格と誠実さ、そういった人間性が溢れている対談集である。
-
森田芳光組
撮影所を持たぬ映画監督の財産は<信頼できる人>であった。『の・ようなもの』『家族ゲーム』『それから』『失楽園』『阿修羅のごとく』等々、映画監督・森田芳光が自作を語り、スタッフ・キャストが証言をする。まさに森田芳光組!という一冊。
-
ショーケン
萩原 健一(著)
2019年、3月に逝った俳優・萩原健一氏の衝撃の自伝。本の帯には、傷だらけの天才、ショーケンの真実!とある。生い立ち、ミュージシャンとしてのデビュー、映画界入り、俳優としての飛躍、事件・・・本書の最後、「これからショーケンの第二幕がはじまる」とあり、終わっている。萩原健一氏、57歳の時の著書である。
-
竜二 映画に賭けた33歳の生涯
生江 有二(著)
「待ってろよ、男になるからよ」故・金子正次の口癖だったこの言葉が、胸に突き刺さる。伝説のヤクザ映画『竜二』を作り、封切り後。この世を去った俳優・金子正次の33年間の生涯がここに蘇る!最後まで<男>にこだわり、激しくひたむきに生きた姿に肉薄するノンフィクション。
ブックキュレーター
出版社勤務 相原透東京生まれ。約20余年、都内書店勤務を経て、2015年より出版社に転職。雑誌、ウェブ媒体に書評を寄稿多数。■好きな作家:池澤夏樹、沢木耕太郎、佐藤正午、早見和真、川上健一、松原耕二、新庄耕、桜木紫乃、谷村志穂、大山淳子、柚月裕子、伊吹有喜■好きな映画監督:岡本喜八、利重剛、森田芳光、長谷川和彦■好きな俳優:高橋和也、萩原健一
ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です