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『いだてん』で再注目!落語界のスーパースター・古今亭志ん生を知るための本
大河ドラマ『いだてん ~東京オリムピック噺~』では、ビートたけし演じる古今亭志ん生が登場します。名人と称される志ん生の落語の音源は、ファンには根強い人気を持って愛され、いつの時代でも新たなフォロワーを増やしています。初心者から永年の落語ファンまでがそのカリスマ性と本性を知ることができる、古今亭志ん生に関する本を集めました。
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びんぼう自慢
古今亭 志ん生(著) , 小島 貞二(編)
物心つく頃から寄席通いを始め、関東大震災時に酒が地面に吸い込まれるのがもったいないからと、家の心配をよそに酒屋に飛び込んで呑み明かした件。なめくじが壁に這う長屋に住んでいた話。長男が産まれた時に鯛焼きでお祝いしたなど、志ん生を語る上で外せないエピソードが、独特の口調で主観的に書かれている自叙伝です。
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志ん生の孫に産まれ、志ん生をつぶさに観察していた美濃部由紀子が、頑固だった志ん生の素顔を浮き彫りにした一冊です。志ん生が得意としていた川柳や、志ん生の遺した金言、在りし日の志ん生の写真など、落語ファンでも初めて目にする物がふんだんに盛り込まれています。著者の父である十代目金原亭馬生との関わりにも注目です。
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志ん生一代
結城昌治(著)
「呑む打つ買う」がやめられず、周囲との衝突も続き、芸道には真摯に向き合っていたものの、過酷なドサ回りの日々。借金取りから逃れるために何度も改名を重ねた挙句、たどり着いた名前が「志ん生」でした。推理作家・結城昌治が、大成する晩年までを客観的視線で描いた評伝です。演芸ファンの間でも名著と称されています。
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