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人情味あふれるお江戸の世界!人の温かさに飢えたときに読みたい時代小説
多忙すぎる毎日に、心が疲れていませんか?心が疲れると、人のやさしさや温かさに鈍感になりやすく、誰かに対して自分自身もやさしくできなくなってしまうものです。そんな時に読みたいのが、江戸を舞台にした時代小説。人情にあふれ、人と人のつながりを感じられるお話は、人はこんなにも強くやさしいものなのだと思い出させてくれます。
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江戸随一の武家火消しと呼ばれた松永源吾。ある事件が原因で長屋で貧乏暮らしをする源吾のもとに、新庄藩火消し組織再建の話が舞い込みます。一度は挫折を味わった男たちが再び輝きを取り戻す姿に、読み手は胸を熱くするでしょう。源吾を支えるさまざまな登場人物たちの言葉は、忙しい自分へのエールになること間違いなしです。
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八朔の雪
高田 郁(著)
天涯孤独の澪は、神田御台所町にある「つる家」の料理人。持ち前の感性と負けん気で人々を笑顔にする料理を生み出します。ひたむきな努力と人々の助けで、次々に襲ってくる困難を乗り越えていく物語。あきらめない気持ちとは何か、心尽くしとは何かを教えてくれます。心の芯に火がともるような温かさを感じられる一冊です。
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菓子作りの天賦の才を持つ兄・晴太郎と、鋭い商才がある弟・幸次郎が営む菓子司「藍千堂」が舞台。菓子で人を笑顔にしたいと願う晴太郎のやさしさや、晴太郎の力になるべく奔走する幸次郎。2人を厳しさとやさしさを持って見守る人々の姿に、心がふんわり温かくなるでしょう。人を笑顔にする難しさと喜びを教えてくれます。
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桜ほうさら 上
宮部 みゆき(著)
父の無念を晴らすべく、上総国から江戸にやってきた笙之介は深川の長屋で暮らし始めます。江戸に暮らす人々が美しい文体で生き生きと描かれ、人の温かさが心に染みわたります。特に、世話焼きながらも温かさにあふれる長屋の人々の描写は秀逸。人とは、家族とは何なのかを深く考えさせられます。
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