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未知なる世界を覗いてみませんか?人間の「限界」に光を当てた本
人間が超えられる、あるいは超えてしまうと命が危うくなる限界線はどこにあるのでしょう。また人間は、どうしてかくも限界を超えたがる生き物なのか。ここでは、さまざまな視点から人間の「限界」に光を当てた本を集めてみました。文字通り、限界を体験した者だけが見られる世界とはいかに。あなたの知らない世界を覗いてみませんか?
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根性ではどうにもならない、物理的な限界に関する本です。科学者である著者みずから体を張り、文字通り人体が耐えうる限界を果敢に探ります。暑さ、寒さ、高度、深度、速度など、とても気になるけれど自分で試してみたいとは思わない問題を、数値化して実証してくれています。好奇心が存分に満たされる一冊です。
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知の果てへの旅
マーカス・デュ・ソートイ(著) , 冨永 星(訳)
数学者である著者が最先端を走る科学者たちへのインタビューを踏まえながら、「知」の限界領域をレポートした一冊です。人間は一時代前にはとうてい不可能と思われた問題を次々と解決してきました。確率、コンピュータ、宇宙、意識などを、今日、科学はどこまで解明したのか。目下の知の前線が一望できます。
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素潜りでどこまで海深く潜れるかを競うフリーダイビング。著者はそんなすさまじい競技の選手で、なんと115メートルまで到達した記録を持ち主。水圧の影響でブラックアウトして意識を失う危険、さらには死の危険を冒しながらも、彼はなぜ深さに憧れるのか。想像を絶する世界を見た、数少ない人間のドキュメントです。
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食を断ち、険しい山中をひたすら歩き回る、過酷な仏教の修行として知られる修験道。肉体の限界にわざと近づいていくことで、朦朧とした意識の中に、宗教的に尊い何かが見えるのか。本書はそんな信じがたい修行を実際に体験した僧たちの、貴重な証言を聞ける対談集です。読めば読むほど「人間」が不思議に思えてきます。
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冷戦の最中、アメリカとソ連が国の威信をかけた宇宙開発競争を戦った時代がありました。本書の主人公は研究者フォン・ブラウン(米国)とセルゲイ・コロリョフ(ソ連)。それぞれの国で宇宙開発を牽引したこの2人が戦った知的戦争が、やがて人類に月面着陸という限界突破を成し遂げさせるまでを追った、あまりに刺激的な記録です。
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