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かわいい?怖い?アーサー王伝説から現代まで妖精像の変遷を辿れる本
イギリス、アイルランドでは中世以前から妖精に関する民話や伝説が数多く残り、推理小説家のアーサー・コナン・ドイルなど本気で妖精の存在を信じた人も少なくありません。だけど、そんな妖精の存在も時代を経るに従って変化していきます。アーサー王伝説から21世紀の児童文学に至るまで、妖精像の変遷を辿ることができる本を揃えました。
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星をのんだかじ屋
猪熊 葉子 編
ケーキに紛れ込んだ妖精の星を飲み込んだかじ屋は、不思議な力を持つようになり、ある日妖精の世界を訪れることになります。著者のJ.R.R.トールキンは「フェアリー」という言葉に対して妖精だけでなく妖精界そのものの意味もあることを指摘していて、この物語はまさにその妖精界と人間界の関りを描いた物語です。
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妖精ディックのたたかい
キャサリン・M・ブリッグズ(作) , 山内 玲子(訳)
ウィドフォード屋敷に新しく越してきた一家と、その屋敷を守る妖精ディックの物語。古い伝統や新しい宗教などさまざまな境遇のなかで、屋敷やそこに住む人々を導き、守るためディックは奔走します。宗教に縛られず、しかし人の傍で生きるさだめを持つディックは、まさに19世紀の妖精像そのもの。著者は妖精学の権威、K.M.ブリッグズです。
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本書に登場する妖精はこれまでの妖精の概念を覆す、まさに最新の妖精像。最新化学兵器を駆使し、犯罪が横行する街に住み、アル中にだってなります。伝説的な犯罪一家の末裔アルテミス・ファウルは、そんな妖精たちから黄金をふんだくろうと一策を案じ、妖精界に乗り込みます。本国アイルランドはもとより世界中でベストセラーとなった物語です。
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