ブックキュレーターhonto編集員
心はほっこり、お腹はぐうぐう。食べ物が主役のほのぼの小説
美味しそうな食べ物が登場するうえに心が温まる小説なんて、最強だと思いませんか?ここでは、食べ物が主役と言っても過言ではないほど重要な役割を果たしている人情派の小説を紹介します。読むたびにおなかが減ってしまうのがちょっぴり困りものの、「味わい深い」という言葉がぴったりの小説ばかりです。
- 80
- お気に入り
- 13123
- 閲覧数
-
ふとした縁でとあるBARの2階に住むことになった青年を主人公に、BARに関わる人々の人間模様を爽やかに描いた「BAR追分シリーズ」の第3弾。ひと手間加えてあるBARの料理の数々が、登場人物だけでなく読み手の胃袋までがっちりつかんで離しません。主人公が転機を迎える本作は、ストーリーも料理もさらに味わい深くなっています。
-
江戸の町を舞台に、互いに愛情を無くしかけてしまっている若い夫婦の悲哀と再生が瑞々しく描かれています。少々重いプロットではありますが、奇人かつ食道楽で、息子の嫁にひたすらやさしい舅の忠右衛門がもたらす料理の数々に癒しと安らぎを感じるでしょう。「黄身返し卵」や「淡雪豆腐」など、ちょっとひねった料理が大いに食欲をそそります。
-
心に傷を負って都会を離れた女性が、寂れた高原でカフェを営みながら地元の人々と交流を深めていく物語です。高原の牧場や農園などの質の良い食材を使って丹精込めて作られる魅力的なカフェのメニューの数々は、食べることができないのが実にもどかしくなってきます。美味しいものがもたらす細やかな幸せを感じることができるでしょう。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です