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老後資金は本当に2000万円必要!?年金に不安を感じたときに読む本
「公的年金だけでは老後の生活資金が2000万円不足する」という金融庁の報告書が物議を醸し、不安になった人も多いかもしれません。しかし闇雲に不安がるのではなく、現状を把握して対策を考えることが大切です。年金の仕組みや資金作りを学べる本、老後資金をユーモラスに描いた小説など、年金に不安を感じたら読んでほしい本を紹介します。
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2000万円もってないオレたちはどう生きるか 60歳からのリアル
岡 久(著) , 日本ライフシフト研究会(著)
社会保険労務士の著者が、お金・人間関係など項目ごとに「60歳からのリアル」な対策を示しています。年金収入がアップする加給年金と振替加算について、再雇用の長所と短所といった役立つ助言が満載。不安を解消し、今から生活をダウンサイジングする心づもりをして「60歳からのリアル」に備えようと提案しています。
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何かと悲観されている年金ですが、著者は『年金は人生のリスクに備えるお得な総合保険』と位置づけ。少子高齢化でもつぶれない仕組みだと主張しています。繰り下げ受給をはじめ、公的年金のフル活用法を紹介。加えてイデコやNISAなどでの老後資金作りも提案し、自分の選択次第で老後の不安を軽減できると説いています。
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50代夫婦の老後資金がテーマの小説です。妻はやり繰りして1200万円を貯めるも、娘の結婚と舅の葬式で残り300万円に。さらに夫婦で失職し、節約のため姑と同居を始めます。激減する老後資金を守ろうとする妻の奮闘ぶりを応援したくなるはず。冠婚葬祭やリストラなど、コミカルに描かれた老後資金の誤算を生むエピソードが今後の参考になります。
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収入の激減を前提に『60歳から、家計の収支は大きく変わる』として、本書では事前の備えを訴えています。年金額を試算して受け取り方を検討、節約法、米国債をはじめとした投資のススメなど具体策を紹介。現実的で実際の行動に移しやすい対策ばかりです。60歳を間近に控えた人、老後についてあまり考えてこなかった人は必読の一冊です。
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家計コンサルタントによる「怖くない老後」の指南本です。健康で可能な限り長く働き、楽しみをあきらめない老後を送ろうと説いています。さらにお金の使い方と健康を考え、老後のための意識改革を目的に『たった90日間で大変身!年金生活プログラム』を提案。老後の生活をシミュレーションしたい人にオススメです。
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