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誰でも宇宙旅行ができる!?宇宙エレベーターのある未来を描いた本
SFの世界では、昔から宇宙旅行が描かれてきました。宇宙飛行士を乗せて宇宙へと飛び出していくロケットは、SFの象徴です。しかし近年、SF世界の宇宙旅行にも変化が見え始めました。宇宙船に代わる宇宙旅行の手段が、宇宙エレベーターです。宇宙エレベーターのある未来はどんな世界なのでしょうか。想像のヒントとなる本を紹介します。
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SF史に残る大作『2001年宇宙の旅』のシリーズ完結作にも宇宙エレベーターが出てきます。ハードSFの巨匠アーサー・C・クラークらしく、細部までこだわり抜いたリアリティたっぷりの描写が随所に登場。超長距離エレベーターを備えた巨大タワー内で人々が生活する3001年の社会環境を、実際に見るかのように楽しめます。
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果しなき流れの果に 新装版
小松 左京(著)
恐竜が闊歩する古代から現代、さらに25世紀まで時間を超えて活動する二つの勢力の争いを描いた超大作です。その序盤の未来社会の描写の中にあらわれるのが、宇宙エレベーター。静止軌道上に作られた研究所までの移動手段として登場します。発表は1965年。未来を読み取る著者の洞察力に、現代人も驚かされます。
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軌道エレベーター 宇宙へ架ける橋
石原 藤夫(著) , 金子 隆一(著)
宇宙エレベーターは決してSF小説の中だけのものではありません。すでに実現可能なものとして、開発が着々と進んでいるガジェットなのです。本書は、そんな宇宙エレベーターを基礎からわかりやすく解説したノンフィクション。宇宙エレベーターのシステムや素材など、仕組みがわかるとSF小説がもっとおもしろく読めるようになります。
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未来の東京。宇宙エレベーターが発着するポートには、たくさんの貨物や乗客が集まってきます。乗客の中にはちょっと素性の怪しい人や、人に言えない悩みを抱えた人も。本書は、そんな乗客たちを導くエレベーターガール・伊奈の姿を描いたコミック。乗客たちのストーリーに加え、伊奈自身にまつわる謎も見どころです。
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