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大学が求める教養がわかる!試験に出る「現代文」著者の本
大学入試の「現代文」でよく出題される著者の本をピックアップしました。現代日本を代表する評論ばかりで、このリストから大学が学生に求める「教養」とはなんなのかが見えてきます。もちろん受験生の現代文対策にも有益ですが、大学が求める「教養」とは何かを知りたい方にもぜひ一読を薦めたい本ばかりです。
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街場の憂国論
内田 樹(著)
大学が「出したがる」著者の代表ともいえるのが内田樹です。専門はフランス文学ですが、幅広い教養で政治・文化など数多くの分野で活躍。入試では現代思想の著作のほか、本書のように現代社会を鋭くえぐった文章も注目されます。日本が抱える諸問題を通して、一歩立ち止まって考えるきっかけを与えてくれる本です。
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入試現代文の科学論といえば、もはや定番といえるのが科学史家の村上陽一郎。近代科学の「パラダイム」や「安全論」についての文章が有名ですが、本書では「人間と科学の関係」をテーマにしています。科学を取り巻く環境が複雑化して、一般社会からは見えにくくなった時代だからこそ読んでおきたい本です。
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哲学者の鷲田清一も入試で特に出題例が多い著者です。ファッション論、身体論などが有名ですが、中高生向けの著作も数多く出版されています。この本は日常的なことが書かれた哲学エッセイで、読みやすいけど深く考えさせられる文章が多く、じっくり味わいたい一冊です。
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