ブックキュレーター花まる学習会 平沼純
足もとから広がる世界~時空をこえてどこかへ
実は自分のすぐ足もとにある、古の時代の痕跡や、遠いどこかの世界へと続く入口。ひとたびそれらの存在に気付けば、普段何気なく見ている身の周りの風景から、時空をこえてまったく別の風景が立ち現れてきます。自分が生きている「今ここ」が違って見えるようになる、不思議な感覚を味わえる5冊を選びました。
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たまがわ
村松 昭(さく)
多摩川はどこから流れてくるのか?流域には何があるのか?多摩川の源流から河口までを緻密なイラストで描いた地図絵本。紹介される風景や史実などが多岐にわたり、自分たちが暮らす地域を時間的、空間的な広がりをもって知る一助になります。続くシリーズでは信濃川、石狩川、淀川、墨田川などの河川も描かれます。
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結び蝶物語
横山 充男(作) , カタヒラ シュンシ(絵)
滋賀の高宮神社、兵庫の生石神社、京都の下御霊神社―。祖母の家で「二つ蝶」の家紋を見つけた中学生のあかりは、自らの祖先を辿る旅の中で古の人たちの秘められた思いに触れていきます。古墳時代や戦国時代、そして激動の幕末を舞台に、実在の歴史上の人物も多数登場。時をこえて受け継がれる「魂」が胸を打ちます。
ブックキュレーター
花まる学習会 平沼純1982年生まれ。慶応義塾大学文学部卒、同大学院社会学研究科修士課程修了。花まるグループの受験部門であるスクールFCで、国語や公立中高一貫コース授業のほか、総合的な学習の時間である「合科授業」などを担当。多数の受験生を合格へ導くとともに、豊かな物語世界の楽しさ、奥深さを味わえる授業を展開し続けている。各種メディアで紹介された『子どもを本好きにする10の秘訣』(実務教育出版)のほか、書籍、雑誌・新聞記事などを多数執筆。読書をテーマにした講演会や連続講座も精力的に行い、本を読む楽しさ、物語を味わう大切さを訴え続けている。2016年よりほぼ毎月開催している連続講座「旅する読書」は、全国から参加者が集まる人気イベント。
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