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エエカゲンな方が人生楽しい!異色の数学者・森毅のエッセイ
2010年に他界した京都大学名誉教授の森毅は、メディアで「異色の数学者」として活躍。数学だけでなく、文学や哲学など幅広い教養を持ってさまざまなジャンルの文章を残しています。鋭い視点で斬る「一刀斎」という異名を持つ一方で、「エエカゲン」という言葉を好んだ森毅の心が軽くなるエッセイの数々を紹介します。
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森毅ベスト・エッセイ
森毅(著) , 池内紀(訳)
長年の盟友であるドイツ文学者・池内紀が選んだベスト版。教育論や社会問題などについて書かれたエッセイが集められています。「人生まちがったっていい」という森毅の人生論に、きっと心が楽になるはず。膨大な著書の中から、まず最初に読む一冊としてオススメです。
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一刀斎、最後の戯言
森 毅(著) , 福井 直秀(編)
こちらは著書の中から「気の利いた」フレーズを集めた名言集です。短い文章ながらも「一刀斎」のとぼけた味わいに満ちていて、感心しつつもクスッと笑える一冊になっています。何かと窮屈になりつつある現代では、この本に散りばめられたおおらかな生き方が見直されるべきなのかもしれません。
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まちがったっていいじゃないか
森 毅(著)
若い読者に向けた人生論が収録されたエッセイ集。戦争のころ「落ちこぼれ」だった森毅は、のらりくらりと生き抜いてなんと京大の教授に。そんな人が「まちがったっていいじゃないか」というのだから、説得力があります。難しい文章は一切ないので小中学生にもオススメですが、大人にもぜひ読んでほしい一冊です。
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京大入試の裏を知る著者が、受験勉強の仕方や答案の書き方などを指南してくれる理系受験生必読の書。根性論を排して、「一に要領」とあの手この手で受験を乗り切る方法を伝授してくれます。受験生時代に数学で悩まされた方には、「数学ってこういうものだったのか」と気づかされる名エッセイでもあります。
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